1. トップ
  2. ダイエット
  3. “痩せにくい体”のサインかも! 骨盤と肩の位置でわかる「太りやすい人」の特徴

“痩せにくい体”のサインかも! 骨盤と肩の位置でわかる「太りやすい人」の特徴

  • 2023.4.27

「ダイエットをしても思うように痩せない」「運動しているのに余計にがっちりしてしまう」といった痩せにくい方には、2つの共通点があると考えられます。今回は、ヨガインストラクターの筆者が、“太りやすい体”かどうかをチェックする方法と、簡単にできる改善策をご紹介します。

痩せにくい原因は”姿勢の崩れ”かも?

痩せにくいと感じている方は、まずは姿勢をチェックしてみましょう。

姿勢が崩れると体幹筋をバランスよく使えず、脂肪が残ったままの部分と痩せやすい部分が出るなど、アンバランスな体型になることも。特に、姿勢の歪みによって関節周辺の動きが悪くなると、その部分に脂肪が溜まりやすくなるのです。

骨盤の位置をチェック!

立ったときや寝たときの姿勢などをチェックしてみましょう。次の項目に該当する方は、反り腰の可能性があります。

【チェックポイント】
・胸を突き出している
・下腹がたるんでいる
・お尻が横に広がっている
・太ももの前と膝の裏側に力が入っている
・腰痛がある
・仰向けに寝ると腰と床の隙間が大きくて手が余裕で入る。

胸を張り出すことで姿勢を良くしようとすると、バランスをとるために腰を強く反らしてしまい、背骨のカーブが強くなります。この場合、次のように骨盤を立てる位置を調整しましょう。

骨盤の位置を調整する

1.下腹部と、お尻の真ん中にある逆三角形の骨(仙骨)の上にそれぞれ手をあてます。

2.恥骨を上に向けながら、仙骨を尾てい骨の方向へ丸め込むように意識して、あてている両手が平行になる位置に動かします。

反り腰の癖があると、腰回りが硬く張っている可能性があるので、うまく動かないかもしれません。その場合は膝を少し曲げて、股関節周りに余裕を持たせるようにして行いましょう。

猫背をチェック!

次に、姿勢をチェックしましょう。次の項目に該当する方は、猫背の可能性があります。

【チェックポイント】
・肩がすくんで頭が前に出ている。
・二の腕が太い。
・お尻が垂れてペタンコ尻になっている。
・深呼吸がしづらい。
・肩が凝りやすい。

首が前に出るせいで肩が張るので、背中を丸めてバランスを取ろうとします。背中や腰が丸まることで上半身の重みを腰回りが受け、内臓が潰れた状態に。そのため、猫背になるとお尻がたるみやすく、胃腸の調子も弱くなりやすい可能性もあります。おなか周りや二の腕にお肉が溜まりやすいのも、姿勢の影響で関節が動きにくくなるからかもしれません。

姿勢を調整する

1.両脚を腰幅程度に開いて立ちます。
2.両手を後ろ手で組み、腰よりも高い位置に置きます。

3.息を吐きながら両腕を下へ伸ばし、肩甲骨と二の腕を思い切り下げます。
4.胸が開いて伸びているのを感じます。

肩の位置をチェック!

猫背姿勢に多いのが、肩が前に丸まっているタイプの人。また、肩を後ろに引きすぎている反り腰タイプの人の肩も、本来あるべき位置に肩が安定していないため、二の腕や腕の付け根が痩せにくくなっているかもしれません。

【チェックポイント】
・二の腕が太い。
・肩のラインが丸みがあり、鎖骨が埋まっている。
・首が短く見える。

肩の位置を調整する

1.四つ這いになり、肘を床に下ろして両手を向かい合わせにします。

2.息を吐きながらお尻を後ろへ引き、腕を伸ばしていきます。
※これ以上腕を伸ばせないと感じるところまででOK。
3.肘を伸ばしきらず、肩が詰まる感覚があるところで5秒間キープし、元の位置へ戻します。

1~3の動きを10回繰り返します。

まずは小さな意識から始めよう

定着してしまった姿勢は、普段のちょっとした意識からケアしていきましょう。骨盤の位置や肩の位置は、姿勢を決める大事なポイント。この部分だけ痩せにくいと思う方は、姿勢の影響が大きいかもしれません。簡単にできることから始めて、意識改革をしてみてくださいね!

©RunPhoto/gettyimages

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。また、姿勢と歩き方を整えることで健やかな心身を作る“マナメソッド”を発案。現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした【マナヨガセラピー】でホリスティックな視点で幸せを見出すレッスンを、名古屋、湘南、東京にて開催。フルオーダーメイドで作るパーソナルレッスンは対面、zoomレッスン共に毎月予約が殺到。2021年夏より、福島県会津にてホリスティックセラピーリトリートをフィトテラピーの専門家とタッグを組んで開始。2023年6月より植物療法とヨガセラピーを組み合わせ「心と体と性化学」講座としてフェムケア、セクソロジーに特化した講座を開講する。

文/上村由夏

元記事で読む
の記事をもっとみる