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「ウソでしょ?」夜中に泣きわめく娘。慌てて向かうと…妻が見たのは衝撃の光景だった<セルフねんね>

  • 2023.4.27

ゆのさんは娘・ゆらちゃん、夫・のっぽさんの3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃん。しかし、ここまでくるのにさまざまな苦労がありました。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。抱っこしていないと泣き叫ぶわが子を見て、「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られるゆのさん。その結果、常にゆらちゃんを抱っこしたまま生活するようになっていたのです。それにより疲労が蓄積し体力も精神も限界に……。そんなある日、夫の育児にもモヤモヤしてしまう出来事が起こったのです――。

ゆのさんはネットで出会ったねんトレをやってみようと思いました。

ただ、ねんトレを試す前に「習慣や環境を整えることが大切」だと知り、さっそく、服装や家の光の調整、スキンシップにご機嫌でいる時間の把握など、4つのことを試してみました。苦戦しながらも時折見せるゆらちゃんの寝顔に癒されながら、なんとかこなしていました。

それから散歩にも挑戦します。しかし、外に出れば心配ごとは大きくなるばかり。次第に気持ちが後ろ向きになり、夫の育児への対応にも違和感を覚え始めます……。

なんでやらないの!? 徐々に増していく夫への不満

※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。

「子育てって、お母さんって、こんなにも孤独なんだ…」

散歩中に育児の大変さを改めて痛感し、ネガティブな思考になっているゆのさん。

しかし「まだ2カ月だもんね!」とどうにか気持ちを前向きに切り替えて、できることから少しずつ始めようとしたころ、事件が起きてしまったのです!

ある日の夜、いつものようにソファでゆらちゃんを寝かしつけしていたゆのさん。その日はいつも以上に待機時間が長く、疲れが溜まっていたゆのさんは寝落ち……。

数時間後、夫に起こされ、ゆらちゃんをゆっくりベッドに置きました。寝入りしていたゆらちゃんは、起きることなくスヤスヤと眠っている様子。その間に自分のことを済ませようと思ったゆのさんは、夫に、「何かあったらよろしく!」と伝え洗面台へ向かったのです。

しかし20分後……。

「えええぇぇぇぇえん!」

ゆらちゃんが泣き出してしまいました。

慌てて部屋に戻ると、夫は泣き叫ぶ子どもの横で熟睡しているではありませんか!

この状況にゆのさんは困惑してしまいます……。

里帰り中は、夫が週末泊まりに来て、夜泣きの対応や、ミルク作りなど育児に協力的だったのに、いつからか夫はゆらちゃんの面倒を見なくなりました。

そのきっかけは、ゆらちゃんの成長。夫が抱っこをすると大泣きし、ミルクを飲ませようとしても拒否……。“とと見知り”になっていたわが子に心が折れ、それ以降、夫は夜泣きの対応もミルクをあげることもやめてしまったのです。

ますます「育児をひとりでできるようにならなくちゃ!」という気持ちがゆのさんの中で膨らみます。しかし、ワンオペ育児の現実はとても大変……。

「仕事で疲れているのはわかってる。わかってるけど、起きてほしいよ……」と、心の中で夫に助けを求めていました。

パパ見知りをされてつらい旦那さんの気持ちも理解できますが、それもゆらちゃんの成長の証。頑張って乗り越えてほしいですね。旦那さんはゆのさんの孤独や育児のつらさをわかっていないだけかもしれません。早い段階で旦那さんに、ゆのさんのモヤモヤした気持ちや孤独な感情を相談できるといいですね。2人で話し合ってまた育児を助け合ってできる日が来ることを願うばかりです。

監修/助産師 松田玲子


著者:マンガ家・イラストレーター ゆの

ベビーカレンダー編集部

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