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目黒 蓮さんが語る、映画『わたしの幸せな結婚』。“芝居の土台を築いてくれた特別な作品”

  • 2023.4.26

真っ直ぐに相手を捉える真摯な眼差しと、寄り添い励ますように響く穏やかな声。185㎝の健やかな体躯で、時代ごと包み込むような包容力を感じさせる目黒 蓮。挑戦への飽くなき思いや捨て身のマインドに迫ります。

目黒蓮 インタビュー Snow Man
出典元:MAQUIA ONLINE

心に青い炎を燃やして 美しき挑戦者 目黒 蓮

“目黒 蓮が演じる意味”を役柄に持たせることが目標

映画『わたしの幸せな結婚』は、大ヒット小説が原作。僕も原作を読んですごく面白さを感じたので、自分が素敵だなと感じた部分をそのまま伝えられるように、リスペクトを込めて演じました。同時に、“目黒蓮が演じる意味”をちゃんとのせられたらいいなという思いも。“誰がやっても同じだな”と自分自身が感じずにすむように、清霞という役を自分のものにしたいという気持ちがすごく強かったですね。着物での所作をはじめ慣れない部分もあったけれど、現場には一流の方が集まっているので、ちょっとした動きにもすごく丁寧にアドバイスをくださって。本当にたくさんのことをみなさんから教わり、心から感謝しています。ビジュアルに関してもスタッフの方たちがかなり時間をかけて衣装や髪型を作ってくださったので、自信を持ってカメラの前に立つことができました。

お芝居の土台を築いてくれた、転換期ともいえる特別な作品

この作品に出演できたことは、自分にとって本当に大きな財産になったと思います。塚原(あゆ子)監督から、お芝居というものの捉え方から土台の考え方、目指す方向性に至るまで、本当にたくさんのことを教えて頂いたんです。それまで特に演技を習ったことがなかったので、自分なりに“お芝居ってこういうものかな”っていうものはあっても、何をもって芝居がうまいというのか具体的な部分はわからなくて。そのぼんやりとしていたものの答えを見つけられた気がしたんですよね。もちろん、今すぐに取り入れられるものと、これから何年もかけてできるようになるものがあると思います。でも、“とにかくこの方向性で一生懸命やっていけばいいんだ”という道が見えたことがすごく大きかった。塚原監督は本当にアドバイスが的確で、お芝居の仕方を聞いた時も質問の本質を瞬時に理解して、上のフェーズでの解決方法を提示してくれるんです。しかも、こちらが一発で理解できるようなわかりやすい言葉で伝えてくださる。そのおかげで芝居の楽しさみたいなものをまたひとつ実感しましたし、そういった部分も込みで教えて頂いた気がします。
この後にもドラマ『silent』を含め何作か撮影をしていますが、役柄は違ってもこの作品で学んだことがすごく活きていて。役の掘り下げ方に関しても、以前はとにかくがむしゃらに掘りまくっていたけれど、今は掘ったものを頭の中で仕分けして、整理がつけられるようになってきたなと。今も行き詰まるたびに“あの時に塚原監督がこういうことを教えてくれたな”と思い返すくらい、芝居の基礎を築いてくれた特別な時間でしたね。

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出典元:MAQUIA ONLINE

映画『わたしの幸せな結婚』が公開中累計発行部数550万部を超える人気作品が待望の映画化。架空の近代日本を舞台に、冷徹な軍隊長・久堂清霞(目黒 蓮)と家族に虐げられた少女・斎森美世(今田美桜)の政略結婚から始まる物語をドラマティックに描く。清霞らが持つ特殊能力“異能”の描写や迫力溢れるアクションシーンにも注目。

MAQUIA5月号
取材・文/真島絵麻里 企画・構成/萩原有紀(MAQUIA)

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