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「悪い人間になるよ?」高校生が事実確認もせず、小2息子に脅すような言動を!? <子どもトラブル>

  • 2023.4.26

2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。週に1度、学校へケイくんをお迎えに行っている母・ふくこさん。ある日、困惑した様子の担任の先生に声をかけられました。なんと、ケイくんが小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされたというのです。ケイくんを呼び出した高校生は、同じクラスの女の子・Sさんのお兄さん。そのお兄さんと会話するうちにケイくんは泣きだしてしまい、その後Sさんとお母さんのところに連れていかれて、謝罪を強要されていたそうです。少し離れた場所から見ていたため、詳細を把握できなかった担任の先生は、「学校としては、できるだけのことをさせていただくつもり」とふくこさんに謝罪しました。

ふくこさんはまず、ケイくんが学校で意地悪をしている様子があったかどうかを先生に確認。すると、「ケイくんはクラスでも穏やかで、誰かに意地悪するような様子はない」とのこと。むしろ、Sさんとは仲良しなのだそうです。

どうしてこんなことが起こってしまったのか。

Sさんの兄に何を言われたのか。

ケイくんは少しずつ話してくれました。

分からないよ…!僕はやってない!!

なぜSさんに謝らなければならないのか、身に覚えないのないケイくんは、正直に「分からない」と答えたそう。

そんなケイくんに対し、Sさんの兄は「それは嘘つきで、ケイくんは悪い人間になるからね?」と言い放ちます。

まだ幼い小学2年生の子どもに対し、脅しをかけるようなひどい言葉。
ケイくんは、恐怖で思考停止してしまったのでした。

Sさんの兄は、「日ごろからケイくんにひどいことを言われている」とSさんから聞き、その言葉をすべて鵜呑みにしている様子。
事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したようです。

大切な家族が嫌な気持ちにさせられたら、冷静でいられないこともあるかもしれません。しかし、まず大切なのは事実かどうかを確認すること。勘違いかもしれませんし、第三者が関与している可能性も否定できません。

もしわが子が学校で同じような状況になったとき、子どもの言い分は信じて受け止めつつ、まずは先生に相談して、冷静な対応を心がけたいものですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ

ベビーカレンダー編集部

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