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生活保護になってでも離婚したかった妻 自由な人生と引き換えに起こる熟年離婚の困りごと

  • 2023.4.25

耳にすることも多くなった熟年離婚。自分の人生を謳歌するために前向きな選択である一方、困りごとにぶつかることもあるようです。 今回はそんな実際にあった「熟年離婚の困りごと」についてfuelle編集部が取材しました。

■義母の介護をきっかけに亭主関白の夫と離婚

昔から亭主関白だった夫。
子どもが成人して夫婦二人の生活になっても、家事などは一切せず私に頼り切りの生活は変わりませんでした。
その上食事の内容に文句を言うことが多く、私はうんざりしていました。
夫の母が認知症になった際は、同居こそしなかったものの、私は毎日訪問をしたり食事を届けたりしていました。
しかし、夫から感謝の言葉をかけられることは一度もありませんでした。
ある時、それまでの日々で蓄積してきた私の怒りが頂点に達し、夫に離婚を提案。
夫は驚いた様子で一度は拒否しましたが、最終的には私の意志を認めて離婚に至りました。

夫は定年退職後に再雇用されましたが、収入は以前よりも少なくなっていました。
私はパートをしていましたが収入は月5万円程度。
預貯金が1000万ほどあったことから引っ越しの費用は用意できましたが、アパートを借りるのに保証人が必要になり、長男夫婦に依頼しました。
しかし、長男は離婚に反対していたため、保証人にはなってもらえず……。
仕方なく、保証人不要の物件を探して入居しました。
離婚後の夫は、元気がなくなり自宅で飲酒する量が増え、食生活も乱れたとのこと。
私に執拗に連絡を入れたり、私の友人にも連絡をとるなどして、何とか繋ぎ止めたいと思っていたらしいです。
長男も夫からその思いを聞き私に接触をしてきましたが、結局再婚に至ることはなく、互いに別の道を歩むことになりました。

また、離婚後の様々な名義変更が大変でした。
慰謝料については出来れば欲しかったのですが、慰謝料をもらえるような決定的証拠がないと思ったこと、夫とすぐにでも離れたいと言う気持ちが強かったことから、慰謝料は請求しませんでした。
今後、預貯金を切り崩したあとは生活保護を受給することを考えています。

(30代・女性)

■家事や育児に全く手を貸してくれない冷淡な夫

家事、子育ての手伝いなど何一つしない冷淡な夫とはずっと喧嘩ばかりでした。
日を追うごとにどんどん嫌いになっていき、喧嘩をするのも、いえ口を聞くのでさえ疲れる、この人に労力を使うなんて無駄、見るのさえ嫌というほどの最悪な関係でした。
早くから離婚することは決めていたのですが、経済的なことを考えると3人の子どもが全員学校を卒業するまでは我慢するしかありませんでした。
ようやく3人とも学校を卒業したので、やっとやっと離婚できました。

熟年離婚して困ったことは金銭問題です。
子どもたち全員が学校を卒業してからだったので養育費が入らず、私が1人で金銭的に自立しないといけないことが大変でした。
歳が歳なので雇ってくれるところがなかなか見つからず、パートを掛け持ちするなどの苦労もありました。
手続きが面倒だったのは子どもの籍です。
そのまま離婚すれば除籍という扱いになってしまい、私1人の戸籍になってしまうということを友達から聞いて、役所に確認に行ったり、書類を揃えたりと色々と大変でした。
長い期間専業主婦だったので、働きにいく生活に最初はなかなか慣れず毎日クタクタになっていましたが、だんだんとその生活にも慣れていきました。
周りの方々に報告したら、「思い切ったねー」「これからの人生頑張ってね」と励まされましたが、職場には熟年離婚のことは話しにくく、結局そのままの姓で働いています。
元旦那の姓で呼ばれるのは少し苦痛ですが仕方ありませんね。

このように困難はありますが、それを超えるくらいストレスフリーなので、我慢せずに早く離婚すれば良かったと思っています。

(50代・女性)

今回は、熟年離婚のエピソードについてまとめました。金銭問題や仕事などリスクがあることは知っておくべきですね。

文・fuelle編集部

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