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ココロ踊る風景と遊べ!感性を刺激するポップカルチャーの最前線を走る展覧会3選

  • 2023.4.25
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時には画面越しの景色からちょっと飛び出して、同時代の作家たちの自由で豊かな発想からインスピレーションを受けてみませんか? 今回はSNSで人気の、ポップカルチャーを色濃く反映している展覧会をご紹介します。

いつもと違う風景を切り取る「視線」

知っているはずの風景なのに、ある言葉に出会った後にはすっかり違って見えてしまうような経験を、誰しも多かれ少なかれしたことがあるのではないでしょうか?

そんな出会いを求めてSNSで流れてくる膨大なイメージや情報の中からココロ惹かれる作品をブックマークしたことがある方には、今回ご紹介する3つの展覧会がおすすめです。

今回は、SNSで人気の高い作品の「実物」を間近で見ることができる展覧会をご紹介します。同時代の作家たちの視線や熱量を感じれば、自分にも新たなインスピレーションが湧いてくるかもしれません。

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』を再現した空間には世界各地の個性的なデザインのホテルの写真が並ぶ「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」(株式会社ポニーキャニオンリリースより)

■【天王洲】ウェス・アンダーソンすぎる風景展/いつもの日常を再解釈する幻想的な作品世界へ

天王洲の寺田倉庫G1 ビルにて「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」が5月26日(金)まで開催中です。この展覧会は、ウェス・アンダーソン監督の映画作品に出てきそうな実在の風景を撮影し投稿する、人気Instagram コミュニティから生まれ、2022年ソウル開催時には25万人を動員しました。

会場には300点余りの写真が展示されており、世界各地の秘密の場所への旅を疑似体験できます。「旅に関する10のキーワード」のコーナーでは、各地の文化的背景など興味深いストーリーも紹介。ポップなパステルカラーやシンメトリー(左右対称)な構図など、どこか現実離れした風景に引き込まれます。

その他、韓国・ソウルから直輸入するフォトステッカーやマスキングテープといったおしゃれなグッズの他、スライド缶やマグカップなどの東京展オリジナルグッズも登場するので要チェック。会場近くの「WHAT CAFÉ」ではカラフルなコラボメニューやフォトスポットも登場します。

@ AWA @ GROUNDSEESAW(株式会社ポニーキャニオンリリースより)

【ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている】開催日程:開催中~2023年5月26日(金)開催場所:東京・天王洲 寺田倉庫G1 ビル住所:東京都品川区東品川2-6-4TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)開館時間:11:00~19:00(金・土曜20:00まで)※4月30日〜5月4日、5月22日〜25日は20:00まで料金:一般2,000円/大学生1,500円/高校生以下1,000円アクセス:りんかい線天王洲アイル駅より徒歩4分東京モノレール羽田空港線 天王洲アイル駅より徒歩5分京浜急行 新馬場駅より徒歩11分JR品川駅より都営バスにて約4分「新東海橋」下車徒歩1分※最新情報は公式サイトをご確認ください

■【日本橋】知られざる文具アートの世界/斬新な発想のオンパレード!

日本橋高島屋S.C.では「知られざる文具アートの世界」展が4月26日(水)~5月8日(月)まで開催されます。

会場では輪ゴムでできたワンピースや、マスキングテープでできた名画、鉛筆彫刻、消しゴムハンコ、シールアート、黒板アートなど、誰もが普通に使っているような文具を使った、ユニークな作品が展示されます。

また、本展アンバサダーである人気芸人ラーメンズ・片桐仁さんの作品も展示され、デザイン性に優れたアーティスティックな文具などのショップも併設されます。

いつも使っている見慣れた文房具たちから生み出される斬新な発想の数々に、創作意欲を刺激されるかも?

船原七彩『マステ遊び』(画像:株式会社髙島屋リリースより)

【知られざる文具アートの世界】開催日程:2023年4月26日(水) ~ 5月8日(月) 開催場所:日本橋高島屋S.C. 本館8F催会場住所:東京都中央区日本橋2-4-1TEL:03-3211-4111開催時間:10:30~19:00(19:30閉場)※最終日は17:30まで料金:一般1,000円/大学・高校生800円/中学生以下無料アクセス:東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄 浅草線 日本橋駅より徒歩4分JR東京駅八重洲北口より徒歩5分

■【渋谷】YONEYAMA MAI EXHIBITION “EYE”/デジタルイラストレーションの可能性を拡張する

「PARCO MUSEUM TOKYO (パルコミュージアムトーキョー)」では、アニメ作家・イラストレーターの米山舞個展「EYE」が5月12日(金)~29日(月)に開催されます。

会場には、2022年に発表されたカネボウ「KATE 欲コレクション」インスパイアソング『YOKU』のオリジナルMVや、アニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』のEDなどの映像展示の他、アクリルプリントやLED作品、インスタレーション、シルクスクリーンに大型レリーフ作品といった、さまざまな形態の作品が公開されます。

米山舞『SKIN – FLACTURE』(画像:株式会社パルコリリースより)

【YONEYAMA MAI EXHIBITION “EYE”】開催日程:2023年5月12日(金)~5月29日(月)開催場所 :PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)住所:東京都渋谷区宇田川町15-1TEL:03-6455-2697開場時間:11:00~21:00(入場は閉場の30分前まで※最終日18:00閉場)料金:700円(チケット型クリアカード付)、小学生以下無料アクセス:JR、京王井の頭線、東急東横線・田園都市線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線渋谷駅より徒歩4分

見たことのない風景を探す旅に出たくなる

見たことがあるようで見たことのない風景に出会える展覧会をご紹介しました。現場に足を運ぶとその質量や迫力で、画面で見るだけでは得られない熱量を感じることができます。

映画のイメージから派生しSNSに集まった写真作品や、文房具という素材の可能性を引き出した作品、アニメーションによるコスメの広告作品など、同時代性を強く感じるカルチャーの最前線を感じてみてください。

【知られざる文具アートの世界】ボールペン、シャンプーボトル、ホッチキスの針などを使った造形作品を制作している伊佐治雄悟の作品。撮影:細川葉子(画像:株式会社髙島屋リリースより)

アーバンライフメトロ編集部

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