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「息子は意地悪をしていますか?」母親としてまず確かめたかった…原因はうちの子?<子どもトラブル>

  • 2023.4.23
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2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。週に1度、学校へケイくんをお迎えに行っている母・ふくこさん。ある日、困惑した様子の担任の先生に声をかけられました。なんと、ケイくんが小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされたというのです。ケイくんを呼び出した高校生は、同じクラスの女の子・Sさんのお兄さん。やさしそうな雰囲気の青年だったので、先生もほほ笑ましく見守っていたのですが……。

先生が少し離れたところから見ていると、突然2人の様子がおかしくなり、ボロボロと涙を流しだしたケイくん。

その後、すぐにSさんとお母さんのところに連れていかれて、お兄さんに謝罪を強要されていたそうです。

担任の先生はふくこさんに謝罪し、「学校としては、ケイくんのためにできることをさせていただくつもり」と話しますが、ふくこさんには先生にまず確認しておきたいことがありました。

息子は学校で友だちに意地悪をしている?

ふくこさんが気になったのは、先生から見て、ケイくんが学校で意地悪をしている様子があったかどうか。

ケイくんを疑っているのではなく、「わが子も間違えることはある」「自分の育児が100%正しいわけではない」と思うからこそ、確かめておきたいことでした。

担任の先生いわく、ケイくんはクラスでも穏やかで、誰かに意地悪するような様子はないとのこと。むしろ、Sさんとは仲良しなのだと言います。どうしてこのようなことが起こったのか、先生にも見当がつかないようです。

校長先生が出張先から戻るのに時間がかかるため、早くケイくんを安心させてあげるためにも、ひとまず自宅に帰ることにしました。


家に入った途端、泣き出したケイくん。

ふくこさんは落ち着くまで抱きしめ、ゆっくり話を聞きました。

ケイくんは家についてようやくホッとして、これまで我慢していた緊張状態が一気に緩んだのでしょうね。どれだけ怖かったのか伝わってきます……。

小学校側は今回のトラブルについてきちんと対処してくれるようで、「校長が学校に戻ったら、今日あったことは職員全体で必ず話し合います。二度とこのようなことがないようにします」とのこと。

先生ひとりでは防ぎきれないトラブルも、学校全体で対策を講じて、未然に防ぐための工夫はできるはず。

子どもたちにとって、学校は安全な場所であってほしいもの。トラブルの事実を隠さずに、きちんと対応してくれる学校は、親としても信頼できますね。


著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ

ベビーカレンダー編集部

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