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アメリカ人社長の家にお呼ばれ→トイレで息子と泣いた理由【いきなりアメリカで子育て(29)】

  • 2023.4.22

<アメリカ人社長の家にお呼ばれ→トイレで息子と泣いた理由>いきなりアメリカで子育て[#29]

息子がまだ1歳にならない頃、夫の会社の社長が「自宅で皆でランチを一緒に食べないか?」と、声をかけてくれました。

「赤ちゃんも一緒に連れてきても良いよ。」と言ってくださり、他の会社の方の奥様やパートナーも同伴されるとのことで、私も息子と参加することに。

お宅でのランチなので「お庭でBBQかな…?」なんて勝手に思い、遠慮なく3人で社長宅に向かいましたが、お宅にうかがってびっくり!!
まるでホテルのような白亜の御殿で、玄関には立派な車留めもあります。

更に中に入ってまたびっくりしたのですが、ホテルのロビーくらいはあろうかという空間に、少なくても20人以上が座れるクロスがかかったテーブルの上には、ナイフとフォークが何本も並んだフォーマルな食事のセッティングがしてあるのです。

「まずい!これちゃんとした会食だ…!」と思ったのですが時すでに遅し…。
息子を連れて行ったのは全くの場違いでした。

案の定、息子は慣れない場所と雰囲気で機嫌が悪く、食事が始まってすぐに泣きだす始末。
私もそんな状況でどうしていいのか分からずオタオタしてしまい、もう何を食べているかもよくわからない感じに…。

食事の途中に息子のおむつを替えと授乳の為、メイドさんらしき人に声をかけてバスルームをお借りしたのですが、「詳細を確認せず、どうして息子を連れてきちゃったのだろう」という思いと、恥ずかしくて情けない思いで、トイレで授乳しながらポロポロ涙が落ちたのは今でもよく覚えています。

息子もやっと泣きやんでバスルームから出ると、メイドさんが気を利かせて奥のダイニングに私の料理を運んでおいてくれました。

家族用のダイニングだと思いますが、窓からは素晴らしい庭やテニスコートが見え、まるで別世界。
落ち着いた場所で息子と一緒にデザートまで頂いてしまいました。

日本では子供のいる家庭は子供も一緒にという場面が多いものですが、アメリカでは、子どもと大人の時間や空間がきっちり分かれている場合が多くあります。

郷に入れば郷に従え。この時のことは良い教訓になりました。

さて次回、アメリカで妊婦が警察を恐れる理由は下の関連記事からチェック!

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