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収納のプロがよく聞く「片付けのお悩みあるある」とその解決法

  • 2023.4.22

整理収納コンサルタントの須藤昌子です。「片付けたい」のに、「本をたくさん読んでいるのに出来ない」「なかなか片付けが進まない」という方の声をよく聞きます。その理由は、どうしてだと思いますか?今回は、手が動かない理由って?、なぜ、片付けが進まないの?について、片付けの悩みを解消する方法をご紹介したいと思います。

①何を収納したらよいか分からない

人は、失敗したくないもの。だから、「どうしようか」と立ち止まってしまうのかもしれませんね。でも、片付けはやってみなければ分からないもの。実験するつもりで、まずは手を動かしてみましょう。

収納に何を入れるか?悩んだときは、「何をする部屋にしたいか?」「何を収納すると便利か?」を決めることが大事になります。

例えば、絵を描く部屋にしたいのであれば、絵を描くのに必要なモノを収納すれば、やりたい時にやりたいことをすることが出来、やり終わったなら、片付けるのも簡単なので散らかることも無くなります。

その上で、自分の動きに合わせたモノの置き場所を決める事です。自分の行動に合った場所に使いたいモノがあれば、スムーズに行動が出来て、ストレスなく暮らすことが出来ます。

②どこから手を付けてよいか分からない

もしかして、片付ける場所が沢山ある~と考えてはいませんか?そんな方は「おうち全体を片付けよう」と思わず、小さなスペースの片付けを重ねていくという事を考えるようにしましょう。

例えば、あまり登山をしない人がいきなり富士山やエベレストに登ろう!としても、「何を持っていけばいいのか?」「どこから登ろうか?」という事を考えてしまうため、答えが見つからずに悩んでしまい、きっと動けなくなってしまうでしょう。

大きな塊で考えずに、まずはすぐ目の前の棚の上にあるモノの中から、不用なモノを取り除いていく事、または小さなスペースから片付けてみる事。

例えば、引き出し1つ。その中にあるモノに関して、使っているかどうか、無くては困るモノかどうかを考えながら、少しずつ整える場所を広げていく事。欲張らず、少しずつでも、片付けを持続できる小さなスペースの片付けから始めてみましょう。

③収納場所をうまく活用する方法が分からない

最初に気を付けて欲しいのは、そのお部屋に不必要なモノを置いてはいないか?というのを確認する事です。

よくあるのが、子供部屋の収納に親の衣類や寝具が収納されているために子供の収納場所を圧迫することになり、収納場所をうまく使えないケース。

そんな時には、その部屋を使う人が使うモノだけを収納できるスペースを確保するようにしましょう。その上で、よく使うモノは手の届きやすい高さに置くように心がけ、出来るだけ「種類分け」をして収納する事。

いろいろな種類のモノが混在した収納は何があるのか分からない状態になり、やがては、リバウンドする収納に変化してしまう恐れがあります。ですから種類を分けて、収納場所には余裕を持たせるために、たくさんのモノを詰め込まないようにしていきましょう。

自分流でいい

沢山の片付けの情報があふれているために「そうしなければいけない」とか「それを使わないと片付かない」「そうするのが正解」というように、自分自身で規則を作ってしまう事が、片付けの悩みの原因になっている気がします。

人それぞれモノの使い方は違いますし、収納場所や収納の形も異なりますから、自分が使いやすい、自分がやりやすい片付けの方法を見つけてお部屋を整えていけると良いと思います。

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