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逆にコスパが悪いです! 整理収納アドバイザーが教える「NG買い物」3つ

  • 2023.4.21

片付けのプロといわれる整理収納アドバイザーは、生まれつき片付けが得意な人ばかりではありません。むしろ「元々片付けが苦手」「ずぼら」ということも。だからこそ、筆者は買い物の基準やお手入れのラクさを追及し、ものを選ぶ際のマイルールを工夫してきました。そんな片付けのプロが考えるNG買い物と、実践する「もの選びのルール」をお伝えします。

1.おまけ・サンプル付きの商品はあえて選ばない

洗剤や食料品などを購入すると、他の製品のサンプルやちょっとした消耗品がおまけで付いてくることがありますよね。筆者は、中身が増量されている場合は喜んで購入しますが、「おまけ付きでお得だから」という理由では購入しません。なぜなら「使う予定がないものを家の中に入れない」と決めているからです。

「いつか使うかも」と思ってサンプルやおまけを取っておいても、結局使わずに溜まってしまったことはありませんか? 「いつ使うか・いつもらったか」がわからないものを適当に溜めておくだけでは、お得とはいえないでしょう。

「無料だから」といって安易に家の中に入れず、必要なものを選び取るルールを決めておくことが大切です。

2.肌につけるものは使いきってから買う、ストックを持ちすぎない

これからの季節は日焼け止めや虫よけなど、肌につける商品を購入する機会が多くなりますね。お店の売り場には新発売の商品がにぎやかに並び、「2個以上購入するとお得!」といったキャンペーンもよく見かけます。

肌が弱い筆者は、通年使うボディケア以外のメイクアイテムや季節限定の日焼け止め、虫よけは、ストックを一切持たないようにしています。肌に直接つける商品は、季節や肌の状態によって急に合わなくなってしまったり、新製品を試したくなったりすることがあるからです。筆者宅では家族全員で大量に使わない限り、今使っているものを最後まで使いきってから購入しても十分間に合います。

新商品やお得なキャンペーンの広告を見ると、思わず「今がチャンス!」と手が伸びてしまいますが、「今持っているものを最後まで使いきれるか」「ストックしておく場所があるのか」を、少し立ち止まって考えてみるといいでしょう。

3.マット類と予備は持たない方がラク

片付けのプロは、マット類を手放している方が多いです。毛並みがふわふわしたマット類は、マット自体に汚れやほこりが溜まってしまいがち。洗濯をするときも、厚手なのでなかなか乾きにくいですよね。

特にトイレ周りは、トイレカバー、便座カバー、トイレットペーパーカバー、トイレマットなど、様々あります。洗濯をして乾かなかったときのために、予備のカバーを持っている方もいるでしょう。

筆者も、片付けや掃除が苦手だった頃は汚れ防止のためにカバー類を付けていました。しかし、清潔に保つためにカバー類を洗うほうがかなり面倒だと気づいてすべて手放しました。

汚れ防止には分厚いマットが必須だと思い込まず、必要なときだけ使い捨てできるものや、洗濯がラクな薄手のタオルで代用するなど、手入れのしやすさを重視して考えてみるといいですよ。

床の汚れが気になるトイレには…
トイレットペーパーにアルコールスプレーを吹きかけて、こまめにサッと拭く。

油で汚れやすいキッチン周りは…
揚げ物をするときだけキッチンペーパーを床に敷く。

ビチャビチャになりやすい風呂場の脱衣所は…
バスマットではなくフェイスタオルを敷いて毎日洗濯する。

さいごに

片付けとは「ものを処分すること」「収納グッズを増やしてきちんと収めること」と考える方もいるかもしれません。ですが、それ以前に、購入するものや所有するもののルールを見直してみたり、今まで使っていたアイテムの代用品を探したりなど、暮らしながら日々実験する意識をもつことが大切です。

片付けのプロは、手を動かしながら何度も微調整をし、ライフスタイルにフィットする家事や買い物のコツを身につけていきます。片付けが苦手と感じる方にとって、今回の記事が参考になればうれしいです。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

文/のぞみ

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