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【綾瀬はるか】恋愛や結婚も焦ったところで何もない

  • 2023.4.25

今の感情を大切に積み重ねていけば、自然と道は繋がる!

撮影終わりに、清らかな色気の存在を伝えると、「えっ、ついに私に色気が出たんですか!?」と興奮ぎみに喜ぶ。“花を咲かせる”話を身振り手振りを交えて語り、屈託なく笑う姿からは、変わらない愛らしさがあふれ出す。

一方で、大人としての余裕や豊かさも滲み出ているが、年齢を重ねて思うことは?

「逆に、プレッシャーがかかって緊張しやすくなったというか、余計なものを持ちがちに。プライベートでも、焦ったり、人の気持ちを思うがゆえに言葉を発しづらくなったり。そう思うと、“経験を重ねたからいい”とも言い切れないな、と。今は、いつもニュートラルに、その後についてくる感情や心配は全部捨てていけたらいいな、と思ってます」

ヘアメイクを担当する中野明海さんは、彼女の美しさやハッピー感に加えて、気持ちの切り替えのうまさに感服していた。

「物事に意味をつけているのは、自分。だったら、いいようにとったほうがいいな、と。もちろんネガティブになることもあるけど、気分を変えたほうが心地よくなって頑張れるから、無理にでもポンと変えようとします。対人関係の問題も、自分に自信がないから、まず自分に原因があるのかなって。そして、この人は私を成長させてくれる人だったんだなと思って、最終的にはありがとうという感じで終わります(笑)。それでも落ち込んだら、母や周りの信頼している人たちに話して、気分転換しながら前向きに。歩くのが好きなのも、前を向いて進むから気持ちが晴れるんですよね」

最後にアラサー世代へのアドバイスを。

「何事も、光が大きくなると影も大きくなるみたいに、できるようになると悩みは出てくるもの。大切なのは、まわりではなく自分であり、真摯に向き合って、やりたい、楽しいと思うことをやるしかない。未来を不安に思っても、過去を憂えても、変えられるのは今だけ。恋愛や結婚も焦ったところで何もないし、結果やゴールを一旦、忘れてみる。つい考えがちだけど、感じる。すると、自然といい道に繋がっていくはずだから、何も心配することはないんです」

綾瀬はるかさん

綾瀬はるか/Haruka Ayase
1985年3月24日生まれ。広島県出身。2000年に芸能界デビュー。数々のヒット作に出演し、シリアス、キュート、コミカルと幅広い演技で魅了する、日本を代表する女優。今年8月には得意のアクションも満載の主演映画『リボルバー・リリー』が公開予定。

撮影/菊地泰久(vale.) ヘアメイク/中野明海 スタイリング/西真由美 取材・文/楢﨑裕美

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