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衝撃の展開に唖然…! 同棲を決めた途端に露になった「彼の裏の顔」

  • 2023.4.20

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、自分より稼ぎのいい彼と同棲を決めた24歳女性。だが、部屋を決めた早々に彼の秘密が発覚して…。三松先生が、同棲をしてはいけないカップルの特徴を教えてくれます!

リサ(24歳)、結婚前提でお付き合いしている彼に借金があった! 貯金レスだよ、さあ、どうする?

【レスなひとびと】vol. 200

リサはジェラート屋さんで働く24歳。彼の蒼とは3か月前、行きつけのおでんバーで出会った。サウナ好き同士で意気投合し、出会ったその日に交際開始。

ふたりとも高円寺住み。リサは手取り16万円。人材業界で営業職として働く蒼は32万円で、その差は2倍!

リサの家は家賃5.5万円。築40年で、駅から徒歩19分の3点ユニットバス。蒼の家は築4年、駅からも10分以内で、ピカピカの洗面所だってある1DK。
と、いうわけで当然リサは蒼の家にほぼほぼ住み着くようになっていた。狭いけど。
金曜日の夜。リサと蒼はタオルを持って近所の銭湯へ。もちろんオプションサウナにも入って、ととのってきた。

「は〜。今日あまみ、めっちゃ出たわ」

「あたしもー。ねぇ、コンビニでお酒とお菓子買ってさ、このあと蒼んちで飲もうよ。明日あたしも休みだし」

「ってリサ、今週1回も自分ちに帰ってなくない?」

「えー。蒼はあたしがいて邪魔なん?」

「邪魔とかじゃ…ないけどさ」

帰宅後、レモン缶チューハイを冷蔵庫に入れるリサに後ろから抱きつく蒼。キスをしながらベッドへ移動。ゆっくり温まって、無駄な力の抜けたカラダ同士を重ねるとトロトロのバターみたいになる。幸せな二人。

「蒼、二人で部屋借りて同棲しない? そのほうがコスパいいじゃん」

蒼の肩のくぼみにほっぺたをのせて、リサが言う。蒼も「水風呂入りながらそれ考えてたわ」と笑って、同棲決定。

翌日、さっそく不動産屋さんへ。高円寺界隈。リノベしたてのすてきな賃貸マンションを見つけた。
青い瓦屋根に質感のある白い壁、おしゃれな形の鉄柵がついたバルコニー。中は日当たり抜群で、寝室とリビングを区切る、黒いフレームのガラス戸が今っぽい。

「ここ住みたい!」と即決。翌週にすぐ契約に向かう。契約最中に現在ローンを組んでいないか聞かれて、リサは「えっ、ないですよー」と言ったけど…。なんと蒼には、60万円の借金があると発覚。しかも、貯金もゼロ。

ひとまず家は借りられたけど、初期費用はすべてリサが負担するはめに。引越しにもお金をかけられない。大きい車を借りて、気合のセルフ引越しの予定だ。蒼とだったらそれも楽しいだろうけど。でも、これからもお金立て替えなきゃいけない感じだったらどうしよう。

今日、リサはひとりでサウナに行った。常連の麻知子おばさんに、蒼の借金のこと話したら
「やー。同棲やめときなさい。借金してる男は一生借金すっから」って大声出された。

でも、お金のこと以外では蒼にイヤなところはないし、このまま行っちゃいたいよ。60万円の借金って、そんなにヤバいかな?

【三松さんからのコメント】

ほんわかカップルの恋愛物語のように見えますが、雨雲が見えてきたってことですね。
一緒に住むとなると、今まで知らなかったことがポツポツ出てくるもんです。親がうるさいとか、食の好みが違いすぎるとか。

リサさんは手取り16万円だけれど、引越し代と初期費用と払ってあげられる余裕がある。おそらく、堅実に貯金ができるタイプなのでしょう。蒼さんがリサさんに家計を管理させてくれるなら、この先もやっていける可能性はアリ。

1か月の収支を一緒に見直して、金融機関とリサさんにお金を返せる見通しをつけ、リサさんにも借用書を書かせること! 同棲からの結婚を期待していても、彼が冷めてしまい、ある日突然お金返さず消えたという例、けっこう聞いています。

お金貸したほうは大損。

そして蒼くんのお金の使い道を聞き出してね。内緒にしたがっているのであればアウト。同棲解消マスト。ヘンなことに使っている可能性もあります。怪しい投資とか、ギャンブルとかね。

同棲はコスパがいいからって気楽に始めてはいけませぬ。お金の欠乏で愛が冷めるというリスク回避はしておいてね。

お金の使い方、生活習慣、友達付き合い、いろんな角度からお相手のジャッジをしていきましょう。もちろん自分ジャッジも忘れずに。

「貯金レス男と同棲していいか問題。若さゆえ、それはいいけど借金ありの場合は何に使ったかを要チェック。カネの切れ目が縁の切れ目ということわざを胸に刻め」

三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。

©Goran13/Gettyimages

文・三松真由美

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