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いちごとカマンベールのほわほわマフィン|矢野仁穂の「日曜日の朝おやつ」

  • 2023.4.20

焼き菓子屋〈カサネ〉のオーナー・矢野仁穂さんが、日曜日の朝に食べたい「朝おやつ」をお届けする短期連載。今回のテーマは、いちごとカマンベールのほわほわマフィンです。

春ごもりの日々に発見アリです

春ですね!春が!きましたね!
春の日差しがひょっこり顔を出すたびに、体の内側からなんだかほくほくしてきます。といっても、花粉が怖くておうちでひたすらネトフリ・アマプラの日々。ドラマや映画などなど、いろんな世界に入り浸っているのが現実です。
最近、気がついたのですが、「うんわぁ、これ好きだなぁ」と思うものの裏にはフードスタイリストの飯島奈美さんがいらっしゃる。これを知ったときには、繋がったーーーって思いました。あれもこれも、共通点は飯島さん。なんだろう、全てを受け止めてくれる懐の深さがあって、実家のような温かさなんです。

暖かさがちょっと切ない春にこそ、温かい朝おやつが必要なのでは!?なんてね。

3月/陽春「いちごとカマンベールのほわほわマフィン」

ほわほわのマフィンに、ごろっとイチゴとむちっとカマンベール。そのまま手掴みでパクパクっとどうぞ。
イチゴの甘みと酸味、カマンベールの塩味に気を取られていると、あっという間に完食…。そんな賑やかさと儚さもひっくるめて、春のお菓子だなぁなんて思います。

日曜日の春の陽気に包まれて、焼き立てをぜひ頬張ってください〜!

材料(6個分、直径70mm) 所要時間40分ほど
いちご…100g
カマンベールチーズ…50g
きび砂糖…60g
米油…80g
卵…1個
牛乳…15g
薄力粉…100g
ベーキングパウダー…4g
アーモンドパウダー…10g

準備物
グラシンカップ
マフィン型
大きめのボウル

【1】まずは下準備。今日はすぐに生地ができるので、早速オーブンを180度にセット!予熱を開始したら、いちごを8等分、カマンベールチーズを1.5cm角を目安にカットします。

【2】ボールにきび砂糖・米油・卵・牛乳を入れて、とにかくよく混ぜる。泡立て器で一気に混ぜてもOKです。バターのような固形物がないので、とっても混ぜやすいはず。もったりと全体が繋がるまでよく混ぜます。

【3】薄力粉・ベーキングパウダー・アーモンドパウダーをふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜる。液体が多いので、こちらもすぐになじむはず。写真3枚目の状態になるまで優しく混ぜます。

【4】いちごをいくつか飾り用によけて、残りのいちごとカマンベールチーズはボウルにイン。軽く混ぜたら生地の完成です。

【5】グラシンカップを型にセットして、ゆっくりと生地を流し込みます。大体8分目まで入ればOK!最後に飾り用のいちごをのせて、10cmほど上から落として空気を抜くのも忘れずに。180度のオーブンで30分じっくり焼きます。
待っている間に洗い物も完了させちゃいましょう!ボウル1つなので本当に楽ちん。

【6】竹串で生地がくっついてこなければOK。チーズ部分を刺してしまうと溶けたチーズがついてきたりして戸惑うので、いろんなところで調べてみると。

いざ、朝おやつ!

今月の朝おやつ、いかがでしたでしょうか。ゆっくり、のんびり朝の時間を楽しむのも好きだけど、熱々をハフハフしながらかじりつく朝おやつも、なんだかいいなぁと思うのです。
いちごが出てきて、チーズが出てきて。このリズムも春らしくて。ちょっと雑なくらいのゴロゴロ加減が最高です。

花粉の隙をついて、ちょっくら春を感じに行ってきます。道沿いのお花もかわいい色になってきたはず。行ってみたかったあのお店まで足を伸ばすぞーーー。

皆様も出会いに溢れた日曜日を!

今月のプチアレンジ

今月のプチアレンジは、お察しの通り、果物とチーズのチェンジ。気分によって色々な組み合わせを試してみてくださいね。
組み合わせるときは、なんとなく!で。ちょっと不安だなぁなんてときには、お好きな果物×クリームチーズがおすすめ。一口サイズにしたフレッシュな果物をそのまま混ぜ込んで、焼く前にクリームチーズを適当に乗っけるだけ。
1年中、寄り添ってくれる朝おやつです。

代々木上原にある一つ星を獲得したレストラン〈sio〉の鳥羽周作シェフが代表取締役を務める〈シズる株式会社〉の社員。焼き菓子屋〈カサネ〉のオーナーとしても活躍する。Instagram:(@kimihoooo

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