自信を失わないで！　白髪に悩んでいる女性に伝えたい3つのこと

今でこそヘアカラーの選択肢は無限にあるように思える。どんな髪型もどんな髪色も叶えられる時代。なのになぜ、世界中でもっとも自然な髪色がいまだに汚名を着せられるのだろう？

アルゼンチン人モデルのシルヴィナ・ネーデルは、白髪のイメージを変えようとしている。

2015年にロンドンに移り住んでから、自然なグレーヘアを受け入れようと決心。それが彼女のキャリアの方向性を全面的に変えることにもつながった。

その過程で学び得た教訓や自信について、シルヴィナが若いうちから知っておきたかったことをイギリス版ウィメンズヘルスにシェアしてくれた。

白髪を受け入れる決心をしたきっかけは？

「いつも疑問だった。白髪の中年男性は魅力的に映り、女性になるとただ老けて見られるだけ」とシルヴィナ。「ロンドンに引っ越したばかりの頃は、時間管理が難しかった。2週間置きに3時間もかけて髪を染めていたから。白髪染めにこんなに私の時間を捧げるなんてもうできないと思ったのよ」。そこで、ファッションと美容に対するロンドンの自由奔放なアプローチに触発されたシルヴィナは、自然な髪色を伸ばしてみる決心がついた。

「もっともインスピレーションを受けたのは、映画『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じたキャラクター。彼女は聡明で自信に溢れていて、心から素敵だと思った」

白髪を伸ばすことを検討中の女性に向けたアドバイス

「まずは、決断することから。グレーヘアになりたいと確信することが一番重要だと思う。グレーヘアに移行するまでには何カ月もかかるから、色を入れたくなる瞬間は度々訪れる。だからこそ、強く決断することが何よりも大事」

「スタイリングに関しては、洋服にもメイクにもカラーを取り入れて、自分がもっとも美しくいられるものを身に付けること。老けて見られる理由は白髪ではなく、スタイル全体の問題」

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白髪を伸ばしている最中のヘアケアの重要性

「新たなグレーヘアをケアするために、適切な製品を選ぶことが大切」とシルヴィナ。白髪専用のシャンプーにもかかわらず、従来のブルーとパープルをベースにしたものは、髪の毛が乾燥しやすくなる。「最近『Silvina London』という白髪専用のラインを立ち上げた。どの製品も髪にやさしくて、毎日の使用に適した天然由来の成分だけを配合。髪が青っぽくなるリスクもなく、赤みが出るのを防げるラインを作りたかった。2年以上毎日使っているけれど、髪色や髪質がこれほどよいのは初めて」

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白髪と自分自身との関係性が「自信」に与えた影響とは？

「自信においては、自己受容がとても大切。白髪を隠すのをやめてからはキャリアも一新。白髪モデルやインフルエンサーとしてのまったく新しい道が拓けた」

「エイジングを受け入れることも大切。今日まで生きてこれた私たちは本当にラッキー。これに気づけたら、もう若くなりたいだなんて思わなくなる。自分の年齢を受け入れたうえで、最高の気分で最高に美しい自分でありたい。だから若くなりたくはないし、20年前の自分の容姿に戻りたいとも思わない」

「若い頃の自分にも、もっと優しくしてあげられたらよかった。今なら、二十歳の自分にこう伝えたい。『自分が好きなことをして、好きなものを身に付けて。しっかり仕事して、自分の信じた道を進むのよ』」

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: CHLOE BURCHAM Translation: Yukie Kawabata