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来年こそ続けたい! 三日坊主を克服する「行動コントロール術」

  • 2015.12.3
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あと1か月足らずで、2016年。年があらたまるのを機に、「2016年こそ、●●を達成!」と目標を掲げる女性はきっと少なくないでしょう。

しかし、目標達成のために最初こそがんばるものの、いつのまにやらうやむやに…。よくあることですよね。

(c) Alena Ozerova - Fotolia.com

2016年こそ目標に向かって「続けたい」人のために、行動学のスペシャリストに教えていただいた「続けるための行動コントロール術」をご紹介します。

続けるためにするその行動は、「増やす」・「減らす」どっち?

朝のウォーキングを始めたい、スキルアップのための勉強をしたい、ダイエットのために甘いものやお酒を控えたい…。

人によって続けたいことはそれぞれ違いますが、どんな目的であっても、その行動は「増やすこと」か「減らすこと」かのどちらかに分けられます。

たとえば朝のウォーキング、勉強などは、目的のために新たな行動を「増やす」こと。

甘いもの、お酒を控えるなどは、目的のためにこれまでの行動を「減らす」こと。

まずは、自分が目的のために「続ける」行動が、どちらに当てはまるかを見極めてみましょう。それによって、続けるための工夫の仕方も異なります。

■「ライバル行動」を知り、上手にコントロール

続けたいけれど続けられないのは、意志が弱いせいではありません。

そもそも脳は飽きっぽくできていて、手っ取り早く「ラク」なほうが好きだから。続けられないほうが自然といえるのです。

そんな脳のクセを知り、続けることを妨げる「手っ取り早くラクちんなこと=ライバル行動」を意識することが、無理なく続けるためのコツです。

では、「増やす」・「減らす」それぞれのパターン別に、「続けられるヒント」を具体的に見ていきます。

・続けたいことが「増やす」パターンの場合

たとえば「勉強をする」のライバル行動が、ネットやスマホなどです。ライバル行動は何かがわかったら、パソコンやスマホを棚にしまうなど、ライバル行動が発生しにくい状況をつくります。

ライバル行動が何かを理解しているだけで、意識が変わり意図的にライバル行動を遠ざけられるようになります。

・続けたいことが「減らす」パターンの場合

甘いものやお酒など、減らしたいそのものこそが、ライバルです。

その発生を抑えるのは難しいことではありますが、就業後はコンビニに寄らないルートで帰り、減らしたいものが簡単に手に入らない状況をつくる、代わりになるものをつくるなどでライバル行動をコントロールします。

■ストレスをためずに無理なく続ける、3つのヒント

頭ではわかっていても、ライバル行動をいきなりコントロールするのはハードルが高いもの。

そこで、上手にライバル行動をかわし、無理なく続けるためのポイントがこちら。

・いきなり「ゼロ」を目指さない

ライバル行動をある日突然ゼロにしようと考えると、ストレスがたまって当たり前です。

勉強であれば、週に1度からスタート、甘いものを減らしたいなら一日おきにするなど、現実的に取り組みやすい目標を立てて、少しずつ続けたいことを増やしていくのが良いでしょう。

スケジュール帳などにその日の行動を記録し、目でわかるようにしておくとよりモチベーションがアップします。

・いつもの習慣にくっつける

続けたいことを「増やす」パターンのときに効果的なのが、いつもの習慣にくっつけること。通勤中に勉強をする、お昼休みの10分間だけ勉強にあてる、などです。

・違うことをして脳の飽きをかわす

脳は飽きっぽいので、続けているうちにどうしてもやる気が低下することも。そんなときには「いつもと違う行動」で飽きをかわします。

ウォーキングであればいつもと違うルートにする、ダイエット中でもときには自分を甘やかしてごほうびをあげるといった具合です。

こうすることで脳のやる気スイッチが入り、続けやすい性質に。

目標をもつこと自体が、とてもすてきなこと。2016年はその目標に向かって無理なく続け、達成の快感を味わってください!

(コミヤ カホル)

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