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重だるさがなくなり体重も気付かないうちに減少! 冷え性で巡りの悪い体が変わったのは

  • 2023.4.20
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若いころからサウナに行っても汗ひとつかかないくらいの代謝の悪かった私。手足の先が冷え、目の下のクマも目立つなど血の巡りも良くないと感じていました。運動経験はほぼゼロで、普段、汗をかくこともめったにありませんでした。体はいつも重だるく、快調とはほど遠い状態。そんな巡りの悪かった体が変わってきた方法について紹介します。

ランニングを始めたのは15年前

15年くらい前、ランニングを始めました。ちょうど世の中はランニングをする女性が増えてきて「美ジョガー」が話題になっていたので、自分もなんとなくその流れに乗ったのがきっかけです。ウエアもシューズもおしゃれな物が続々と発売され、まずは形から……と一式そろえました。

最初は家の周りの歩道を30分程度、週末に土日のどちらかだけ走っていました。とはいえ、運動の習慣がないのですぐに息が上がり、ほとんど歩くほうが多かったと思います。足の筋肉が弱かったせいか、ちょっとした段差があると転んでけがもよくしていました。

このころは走ることが楽しいとも思えず、せっかく買ったウエアやシューズを無駄にしたくない気持ちだけで続けていました。ただ、走った日は普段以上にぐっすりとよく眠れるので、体にはきっと良いはずだという実感はありました。そして、歩く程度のペースでも続けているとだんだんと距離も時間も長く走れるようになっていきました。いつも同じコースだったので、先週より遠くまで走れるようになるのが明確にわかり、とてもうれしかったことを覚えています。

重だるさが消え、生理の不調が和らいだ

走り始めて5年ほどたち、連続して走れる距離や時間が長くなってくると、仕事から帰った後や早朝など、週3~4回走るようになりました。距離にして5km、40分程度走ると体がポカポカと温まり、うっすらと汗をかいてきます。もう息が上がって走れなくなったり、簡単に転んだりすることもなくなりました。

以前までの重だるさが消え、いつも体の中に気持ちの良い風が吹いているような血の巡りの良さを感じるようになっていました。そして、生理のときの下腹部の重さや冷えた感じが徐々に和らいでいったのです。

そんなとき、マラソン大会のポスターを見かけました。せっかく5年も続けているのだし、そろそろ大会に参加してみようと、迷わず10kmの部にエントリーしました。距離が走れるようになったとはいえ、10kmは未知の領域。走る距離を増やすと今度は疲労のためか、また転ぶようになってしまいました。

そこで筋力を補うため、脚を中心に筋トレも始めました。そして迎えた大会当日。どこも痛まず、転ばず、息苦しくなることもなく、10kmがあっという間に感じるくらい気持ち良く完走。このときから、走ることががぜん楽しくなりました。

1度大会に参加して走る楽しさを知ると、走る距離も時間もどんどん長くなっていきました。マラソン大会でゴールする瞬間の、心の底から「やったー!!」と湧き出るような達成感はやみつきになりました。10kmを完走してすぐにハーフマラソン(21.095km)、そしてフルマラソン(42.195km)を走りました。ゼロから1km走れるようになるよりも、距離をそれまでの倍にするほうがたやすく感じました。

気付かないうちに6kg減り、肌もツルツルに

初めての大会参加から約8年。フルマラソン完走が20回を越えると、大会参加への熱も若干落ち着いてきました。現在は、大会に参加するのは年に1回程度。地図を見ながら自分で考えたいろいろなコースをのんびりと走っています。

ランニング用のリュックに着替えを背負って日帰り温泉まで走り、お風呂を満喫して、電車で帰るのがお気に入りです。春は桜、初夏は新緑、夏は川のせせらぎ、秋は紅葉、冬は温泉、四季折々の楽しみがあります。自然の多い場所を深呼吸しながら走っていると、気持ちが穏やかになっていくのを感じてリラックスできます。

最近では、走る時間が取れないと体がよどむような気がしてくるくらいランニングが生活の一部となっています。走り始めてから気付かないうちに約6kg体重が落ち、好きなだけ飲んで食べても増えなくなりました汗で老廃物が流れるのか肌はいつもツルツルです。何もかもがおいしく、よく眠れ、体も気持ちも軽く爽快です。

まとめ

走り始めて15年、ここまで続いたことにわれながら驚きます。ダイエットやタイム更新が目的なら早々に挫折していたはず。汗をかく気持ち良さ、滝汗をかいたあとに飲むビールの絶叫するほどのおいしさを知り、やめられなくなってしまったというのが正直なところです。

常に自分の健康や感情の状態に気を配るようになったため、不調を未然に防いでいつでも良いコンディションが保てるようになりました。これが走り始めて一番の成果かもしれません。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:ノザキカオリ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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