1. トップ
  2. スキンケア
  3. もしかして私の足におっている…?夏の足の臭いの原因と対策について

もしかして私の足におっている…?夏の足の臭いの原因と対策について

  • 2023.4.19
  • 5183 views

夏になると気になるのがにおい。家に帰って素足になった途端、「なんか足がにおう…!?」と思ったことはありませんか? 今回は、だいすけ先生こと「TCB東京中央美容外科 新宿西口院」院長の村田大典医師に足のにおい対策について伺いました。

夏に足がにおうのは何故ですか。においの原因を教えてください。

足のにおいの原因となるのは、汗そのものではなく雑菌です。足裏を含め、皮膚の表面には常在菌と呼ばれる目に見えないたくさんの菌が住みついています。菌が繁殖するのに必要な条件は、湿度・栄養・温度で、足裏はこの3つが揃っているため菌にとっては絶好の住処になっています。さて、足の裏はよく汗をかく印象があると思いますが、1日どれくらいの汗の量になるかご存じでしょうか? なんと平均で1日にコップ1杯分の汗をかくと言われています。先述の通り、汗自体ににおいはありませんが、汗によるジメジメとした環境が菌の繁殖を手助けしてしまいます。

また足裏には菌の餌となる角質が他の部位に比べて豊富なため雑菌のかっこうの栄養分となり、どんどんと繁殖していきます。増殖した雑菌が角質などの成分を分解する時に、あの特有の嫌なにおいが発生するのです。もともと菌にとって居心地のよい足裏ですが、特に気温が高く汗の量が増えやすい夏は、菌にとってまさにパラダイス。そのため、夏には特に足がにおいやすくなります。

足のにおいを根本的に解消するにはどのようにすれば良いのでしょうか。

可愛いサンダルを履いて開放的な気分になる夏なのに、デート中や食事中に足のにおいが心配になると楽しい気分も台無しになってしまいますよね。足のにおいを根本的に解消する具体的な方法としては、以下が有効です。

・殺菌・消毒効果のある石鹸で洗う

シンプルに菌の繁殖を防ぐとても良い方法です。ただ、殺菌作用が強ければ強いほど肌への刺激も強いことが多く、敏感肌の方は医師に相談のうえ、肌の様子を見ながら製品を選びましょう。

・足の爪を短く切りそろえて清潔にする、足裏の角質ケアを行う

足の角質や不衛生に伸びた爪はそれ自体が菌の栄養になり、快適な住処にもなります。しっかりとケアをして菌が住みやすい環境を避けましょう。

・裸足で過ごす時間を増やす

蒸れやすい靴や靴下の長時間の使用は高温多湿になりやすく、菌が増えやすい環境を作ってしまいます。通気性の良い製品を選び、こまめに洗濯や乾燥をしましょう。においがとれなくなってしまった場合は靴や靴下自体に菌が住みついてしまっている可能性もあります。どうしてもにおいが取れない場合は新しいものに交換しましょう。

・汗の量を減らす

そもそも足裏の汗の量を減らしてしまうこともにおい対策としては有効です。代表的な方法としては、汗の出口を塞ぐ塩化アルミニウム製剤の使用や、汗腺自体を抑えるボトックス治療を美容クリニックで行うことも有効です。

足がにおいやすい体質を教えてください。

体質として足がにおいやすい方は、足の裏の汗腺(エクリン腺)が発達している方が多いです。しかし、多くはライフスタイルに起因する場合がほとんどです。解消方法の話と繋がりますが、下記に複数当てはまる場合は、においやすい生活習慣といえます。

・毎日同じ靴、靴下を履いている
・爪が伸びている、爪に汚れが溜まっている
・角質が厚くガサガサしている
・疲労やストレスが溜まっている
・足に汗をかきやすい

また上記を気をつけていてもにおいが改善しない方は、水虫などの病気が原因になっている場合もあります。どうしても改善しない場合は医療機関を受診しましょう。

教えてくれたのは

TCB東京中央美容外科 新宿西口院 院長 村田大典先生

TCB東京中央美容外科 新宿西口院院長兼TCBの上級指導医として、数多くの施術を担当する「だいすけ先生」こと村田大典医師。特に二重埋没法が人気で、確かな技術力に加え、明るく親しみやすい人柄が魅力。圧倒的な症例数を誇る業界トップレベルの技術により、患者様の思い描く理想の姿を追求する。

TCB東京中央美容外科はこちら
TCB新宿西口院はこちら

元記事で読む
の記事をもっとみる