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「けった」「あらすか」「やっとかめ」は絶滅の危機? 名古屋弁「生存率」を大調査

  • 2023.4.19

[ドデスカ - 名古屋テレビ] 2023年4月4日放送の「あらゆるサーチ」のコーナーで最近の"名古屋弁事情"が紹介されました。

名古屋市の河村たかし市長も積極的に使っている尾張・名古屋の方言、いわゆる"名古屋弁"。しかし、時代が進むにつれ使われなくなった言葉もあるとのこと。

そこで番組では、名古屋弁20語の"生存率"を世代別に調査していました。

調査の対象となったのは「あらすか」「あんた」「えらい」「おみゃー」「(鍵を)かう」「けった」「こわす」「だだくさ」「だで」「ちゃっと」「ちんちん」「(机を)つる」「でら」「ときんときん」「ぱーぱー」「ほかる」「ほれみい」「やっとかめ」「よーけ」「わや」。

70代から90代のシニア世代は、全員が20語すべての意味を知っていて、ほぼすべてを使っているとのこと。40代から60代のミドル世代は、意味は全てわかるものの、「おみゃー=お前」「やっとかめ=久しぶり」「わや=台無し」の3語は一部の人を除いて全く使わないそうです。

10代~30代の若者世代では20語中、使う言葉は平均6語と減少。また、20代以下になると、「あらすか=あるはずない」「けった=自転車」「ほかる=捨てる」「やっとかめ」「わや」は使わないだけでなく、意味すらわからない絶滅の危機に瀕していました。

これは「けった」(写真はphotoACより)

そんな中、若者世代からも絶大な認知度を誇る名古屋弁が「えらい(しんどい)」。若者たちも日常的によく使うそうです。

それにしても名古屋弁ってとってもユニーク。実際におじいちゃん、おばあちゃんが使っているのを聞くと関西弁とは違う独特なリズムがあって、あたたかみを感じました。

(ライター:iwatami)

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