キャッスレス決済が広く普及している今、「小銭の使い道」に頭を悩ませている人が多いようです。財布やポケットに入れておいても使う機会がない、銀行に預けようにも取扱手数料がかかってしまうなお、持て余してしまいがちな小銭。そこで今回は、小銭を賢く使う方法を3つ紹介します。
■auPayやSuicaにチャージする
auPayやSuicaは小銭でもチャージできるので、余った小銭をチャージするのもひとつの方法です。
例えばauPayの場合、auショップにある「au SaKuTTO」という端末を使えば、小銭でチャージできます。チャージは1,000円単位で4万5,000円までできるので、小銭が1,000円以上貯まったタイミングで利用すると良いでしょう。
Suicaは10円からチャージでき、駅に設置されているPASMO対応型の自動券売機に硬貨を投入すればチャージ完了です。ATMやコンビニまで足を運ぶ必要がなく、通勤や退勤のついでにチャージできるので非常に便利です。
そのほか、楽天Edyもコンビニのレジで小銭のチャージができます。
■ATMに入金する
メガバンクなど一部の銀行では硬貨の預け入れ手数料が無料のところもあるので、ATMから口座に貯金するのもおすすめです。
自分が契約している銀行口座の手数料負担について、規約を一度チェックしてみるとよいでしょう。
■「つもり貯金」に使う
貯まった小銭を「つもり貯金」に活用してみてはいかがでしょうか。例えば、家でコーヒーを飲むときに、コンビニでコーヒーを買った「つもり」で貯金箱に110円入れる。休日のお昼ご飯を作ったときは、ワンコインランチを食べに行った「つもり」で500円貯金する。
使い道のない小銭を貯金するので、無理なく楽しくお金を貯めることができます。
■ユニセフに募金して節税する
小銭がある程度貯まったら、ゆうちょ銀行からユニセフへ募金するのもおすすめです。実はゆうちょ銀行でユニセフへ寄付する場合、窓口からの振り込みを利用すれば手数料はかかりません。
また、ユニセフの募金は寄附金控除に該当するため税額控除の対象となり、寄付金の約40%が所得税から控除されます。
■小銭を賢く活用しよう
なかなか減らない小銭も、アイデア次第では有効活用でき、貯金や募金など工夫すれば使い道はどんどん広がります。キャッシュレス時代だからこそ、あえて小銭を使う楽しさを実感してみてはいかがでしょうか。
文・山田千景