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服が少なくても素敵に見える!ミニマム派大人女子の「服選びやコーデのコツ」

  • 2023.4.19

毎日いろんなテイストの服を着こなさないとオシャレになれない?いいえ。自分の〝スタイル〟があれば、少ない服で十分素敵になれるんです。CLASSY.が誇るミニマム派の二人の厳選ワードローブからあなたにとってのベーシックを整えるヒントを探しませんか?

【広田ベーシックを作る“5つ”のこと】

「いつも同じような組合せ」は悪じゃない。自分的黄金コーデをとことん着続ければ、それが“スタイル”に

【1】とにもかくにもシャツさえあれば!
「シャツ×ワイドパンツは私の制服的な組合せ。何でもない日にもここぞという日にも応用できるスタイルです。最近はトレンド感が出るクロップトシャツやワンツーコーデでもサマになるブルーシャツがお気に入り」

(左)SHIRT_HOMME girls/PANTS_ADAM ET ROPÉ/BAG_THE ROW SHOES_New Balance/GLASSES_BLANC
(右)SHIRT_POLO RALPH LAUREN/PANTS_ADAM ET ROPÉ/BAG_THE ROW/SHOES_New Balance/GLASSES_BLANC

【2】Iラインシルエットこそ正義
「週の半分以上がIラインワンピ×ジャケットと言っても過言でないほど、ストレート体型である私にとっての鉄板コーデ。Iラインワンピはシンプルに見えがちなぶん、季節によって色や素材で変化をつけて楽しんでいます」

【3】スニーカーは絶対真っ白
「きちんと感とカジュアルのいいとこ取りをしてくれるのが白スニーカー。配色デザインはどうしてもほっこり見えてしまうので苦手です。スタイリッシュなフォルムで使いやすいNIKEのエアフォース1はこれで2代目」

(左)New Balance(右)NIKE

【4】ハンサムを後押しする〝四角い小物〟LOVE
「今のスタイルが定着してから、シンプル服を品よく導いてくれる、かっちりしたスクエアシルエットの小物に心惹かれるようになりました。ケリーは仕事を頑張ってきた自分へのご褒美も兼ねて30歳に記念買い」

(左から)Sergio Rossi,TODAYFUL,HERMÈS,Maison Margiela

【5】お呼ばれ服は〝普段も着られる〟が条件
「CABaNのワンピは深めのVネックでレイヤードがしやすく、インナー次第でアレンジ自在。光沢感のあるベロア素材なので、お呼ばれでは小物で華やかさをプラスし、普段はシャツやカットソーをインしてシンプルに着ています」

(左)DRESS_CABaN/SHIRT_WRAY/BAG_BOTTEGAVENETA/BOOTS_ZARA(右)DRESS_CABaN/BAG_ABISTE/SHOES_TSURU By MARIKO OIKAWA

CLASSY.ライター 広田香奈さんの“ミニマムワードロープ”

いろいろなバリエーションで着回すよりも〝鉄板コーデがある〟ことを大事にしています

毎日同じようなコーデだとマンネリしてしまうという人もいるけど、私はむしろその逆。初めて挑戦する組合せがしっくりこなくて、出先で着替えたくなるようなことがあるなら、お気に入りの服装を週に何回も着ていいと思うんです。慣れない冒険をするよりその方が安心できるし、一日を心地よく過ごせるから。

自分にとって落ち着くファッションとは何かを追求した結果、このシャツにはこのパンツ、このワンピースにはこのジャケットと、定番としてアイテムの組合せが大体決まっていました。鉄板スタイルがあるならコーデのバリエーションを増やす必要はないかも…と思えるようになってから、気持ちがスッと軽くなったのを覚えています。頭の中でワードローブの服を使ったスタイリングが何パターンか組めていることで、無駄な買物をすることがなくなったうえに、朝の時間も有効活用できるようになりました。好きな服だけを着続けていると、周りから「広田さんらしい!」と言ってもらえることが増え、徐々にマイスタイルとして定着していったような気がします。

【夏目ベーシックを作る“5つ”のこと】

目移りするほどのバリエーションはなくていい。「またこれか…」を超えた“今の自分にしっくりくる”がゴール

【1】手持ち服の98%がモノトーン
「全体の配色を2つに抑えると簡単に統一感が出るので、あれこれ悩まずコーディネートしやすいんです。低身長でも大人っぽく見えるように黒を多めに取り入れて、白やグレーを差し色感覚でプラスするのがマイルール」

JACKET_Curensology/TOPS_ATON/PANTS_UNIQLO/BAG_THE ROW/SHOES_BIRKENSTOCK/BELT_UNIQLO/WATCH_OMEGA

【2】プチプラ服はサイズ感を重視
「値段が安いからといって妥協せず、サイズ感にこだわってきちんと納得できるアイテムを厳選。ユニクロのワイドパンツは店頭でSサイズを試着したら少し大きかったので、家に帰ってネットでXSサイズを購入しました」

PANTS_UNIQLO/SHIRT_Frank&Eileen/KNIT_AP STUDIO/BAG_CHANEL/SHOES_TOD’S

【3】バッグは3つあれば十分
「黒ならどんなコーデにも必ず合うのでバッグは少数精鋭で用途別に使い分けています。仕事用はPCがすっぽり入るVASIC、普段コーデにはミニサイズで使い勝手がいいTHE ROW、ちょっとおめかししたい日はCHANEL」

【4】アクセサリーは黒髪に負けない大ぶりシルバー
「モノトーンコーデや黒髪にはゴールドよりシルバーの方がしっくりくることに気づき、スタメンアクセのほとんどがシルバーに。存在感たっぷりの大ぶりデザインに挑戦しやすいのも、ソリッドなシルバーアクセならではだと思っています」

A.Adlin Hue B.GIGI C.MARIHA D.MARIHA E.HERMÈS

【5】“たくさん歩ける”いい靴に投資
「プチプラ服を着ることも多いぶん、足元で大人にふさわしいきちんと感を取り入れるようにしています。ひと駅分歩いて帰ることもあるので、最近はほぼ毎日ぺたんこ靴。ヒールに比べてメンテナンスがラクなのも魅力です」
(左から)HERMÈS,Maison Margiela,TOD’S

CLASSY.LEADERS 夏目頌子さんの“ミニマムワードロープ”

大好きなモノトーンに振り切ってみたら、オシャレが“グッ”とラクになりました

20代前半は可愛いと思ったら手当たり次第に服を買うのが当たり前でした。あまりにも手持ちのアイテムが多くてコーディネートがパッと思いつかず、身支度に無駄な時間を費やしてしまうことがデフォルトで。20代後半までさまざまなテイストのファッションに挑戦するものの、いまいちしっくりこないまま、クローゼットの服はどんどん増えていくばかり。モヤモヤした気持ちを抱えながらも、トレンドを押さえた新しい服を買い続けないと気が済まなくなっていました。

そんな中コロナ禍に突入し、出かける機会が格段に減ったことで、大掛かりな断捨離を実行することに。手元に残ったアイテムはほとんどが黒。昔から好きな色ではありましたが、暗い印象を与えてしまいそうでなかなか着こなせずにいました。でも、思い切って黒コーデやモノトーンコーデをインスタグラムに投稿してみると、とても多くの反響があったんです。フォロワーの方々に本当に似合う服の正解を教えてもらったような気がしています。黒髪でも地味にならず、むしろ大人っぽく見えることがわかり、ますます黒アイテムに対して愛着がわくように。さらにベーシックアイテムなら、少量でワードローブを着回しても毎日同じような服を着ている人に見えないんです。コーデを組む時間が短縮できるようになったのはもちろん、この服装で大丈夫だったかな…とソワソワすることも一切なくなり、一日を自分らしく堂々と過ごせるようになりました。

撮影/穂苅麻衣(BOIL) ヘアメーク/Mien(Lila) 取材/岸本真由子 再構成/Bravoworks.Inc

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