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【バンライフ徒然草・第2話】ご当地グルメの特別な楽しみ方とは?特別な「きりたんぽ鍋」との出会い

  • 2023.4.19

バンライフならではのグルメの楽しみ方

旅行の目的に「ご当地グルメ」を据えている人も多いのではないでしょうか?

4年以上「おうち型バンライフ」を楽しんでいる筆者も、日本各地のグルメには目がありません!とはいえ、毎日のようにレストランなどのお店で食事するのはお財布事情が許してくれないのも事実です…。

そこで筆者夫婦が楽しんでいるのが、「ご当地グルメの自炊」です。

愛車(バンライフ仕様の日産キャラバン)には立派なキッチンこそないものの、カセットコンロとフライパンや鍋などは完備。焼いたり煮たりできるので、日本各地のグルメを車内で堪能できるというわけです。

となると、食材の買い出しも旅の楽しみの一つに。各地の市場や道の駅、ローカルスーパーなどなど、観光客に人気のショッピングスポットはもちろん、地元の方が通うお店も、ご当地グルメの材料集めのターゲットに!

そこで今回は秋田で出会った「きりたんぽ鍋」にまつわる、ほっこりする思い出話を書いてみようと思います。

コインランドリーでの偶然の出会い

筆者のバンライフ車には洗濯機がないので、コインランドリーを利用することが多々あります。秋田県を旅していたこの日も、いつものようにコインランドリーの駐車場で洗濯物を取り出していると…。

写真はイメージです

「中で寝られるようになっているんですか?」と、地元のおばさまが車内を観察するように声をかけてくれました。どうやら娘さんが車中泊を楽しんでいることもあって、そういう車に興味津々だったそう。子どもたちと車中泊しながらテーマパークに出かけたりしているようです。

いろいろ会話するうちに打ち解けてきたので、「地元の方は、きりたんぽ鍋をどのように楽しんでいる?」と聞いてみることに。

おばさまによると、「あまり外食時にきりたんぽ鍋をオーダーすることはない。どちらかというと、自宅でつくる方が多い」だとか。それなら!と、筆者もお店ではなく愛車での自作を決意したというわけです。近くのおすすめスーパーマーケットも教えてもらい、さっそく食材を買いに行くことにしました。

地元の方直伝の郷土料理「きりたんぽ鍋」

しかし、意気込んで入店してみたものの、売り場を前に何を買えばいいのかチンプンカンプン。

必要な材料をスマートフォンで調べてみても、Webサイトごとにレシピが異なったり、聞いたことがなく扱い方がわからない野菜が登場していたりと、筆者の頭はこんがらがるばかりです。

写真はイメージです

そこへ、奇遇にも先ほどのおばさまが再登場!

「私に付いてきて」と、筆者の買い物かごに食材を入れていくのです。多くの種類から厳選したきりたんぽの他、筆者には初めての野菜や鶏肉(親鳥)など、地元の方ならではの選球眼でどんどんそろっていきます。

出会ったばかりの人に食材を選んでもらうことはなかなかできない体験ですが、「これだけあればできるから、きりたんぽ鍋を楽しんで!」と、笑顔で去っていくおばさまの姿に食欲がさらに刺激されたのは間違いありません。

思い出深い地元グルメを堪能

おばさまセレクトの食材を抱えて愛車に戻り、さっそく調理開始!

きりたんぽ鍋の素(出汁)を注いだ鍋に、他の食材を投入して煮込むだけ。簡単調理で地元の人直伝&本格的な逸品の完成です。歯応えのある親鳥やきりたんぽに出汁が染み込んで、セリもいいアクセントに。大満足な味・食感・香りであっという間に完食でした。

日本各地のスーパーマーケットでその土地ならではのものを探索。興味があるものを見つけたら車内で調理してすぐに味わう。

こんな楽しみ方ができるのも、バンライフならではの旅の姿ではないでしょうか。今回のように地元の人と同じものを買って食すだけでも、その土地に住んでいるような感覚が楽しめるのです。つくり方を覚えたら、自宅でもレパートリーが増えてうれしくなるはず!

普通の旅行よりもその土地の魅力に触れやすいのも、筆者がバンライフを続ける理由の一つです。新しい発見があふれるこのライフスタイルをまだまだ楽しんでいきたいと考えています。

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