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「パパ、パパ!」突然の高熱で寝込んでしまった私。夫が1人で子どもたちの世話をすることになると?

  • 2023.4.18

私は3歳半と1歳半の男の子2人を育てています。ある日、私は高熱でまる2日間ベッドから動けない状態になりました。周囲には家族や親せきもいないので、ちょうど仕事が休みだった夫にすべてを任せることになったのですが……。

夫と子どもの関係

夫はもともと積極的に子育てを手伝ってくれるのですが、仕事と私にはできない屋外や庭の手入れで家の中でゆっくり子どもたちと過ごす時間がありません。子どもたちはパパが大好きですが、一緒にいる時間が少ないためか私がいると私にばかり頼り、特に長男は夫に反抗するようになりました。

そんな子どもたちの様子に私は疲れ、夫は少し残念な気持ちになっていたときです。私は急な高熱で、まる2日間寝込んでしまったのです。

私の代わりになった夫

夫は私の代わりに、家事や子どもたちの世話を一生懸命してくれました。長男と一緒に料理や後片付けをしたり、子どもたちと一緒にお風呂に入ったり。子どもたちがかんしゃくを起こしたり、夫の言うことを聞かないときは時々叱りながら言い聞かせていました。

そして子どもたちも、夫がたくさん自分たちの世話をする姿を見て、特に長男は「パパ! パパ!」と夫に寄っていくようになったのです。そんな親子の声を、私は寝室で少し楽しみながら聞いていました。

「知っているけど」と思ったが…

それから、夫は以前より積極的に子育てに協力してくれるようになりました。私の病気が治ってからは、次男が泣いていると「○○ちゃん(次男の名前)どうしたの?」と私よりも早く次男を抱っこしたり、「長男はもうひとりで○○できるからお手伝いさせたら喜ぶよ!」と子どもの様子を私に教えてくれるようになったのです。

私は心の中で「知っているけど」と思いつつも、夫を立てて「そうなんだ! すごいね」と一緒に喜ぶようにしました。

私の代わりに苦戦しながらも、幼児2人を3日間全力で世話をした夫。夫だけでなく、子どもたちも夫に寄っていくようになり、お互いの関係が明らかに良くなりました。私がいないこの3日間で、親子3人にとって新たないい絆が生まれたような気がします。時間があるときは夫に子育てを完全に任せて、私のいない時間を作ることもときには大事だと思った出来事でした。

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著者:岩見 エリ

2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。

ベビーカレンダー編集部

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