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職人技が間近で見られる「浅草 飴細工 アメシン」の実演販売が話題です♪

  • 2015.12.3
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「浅草 飴細工 アメシン」は、若き飴細工師・手塚新理さんが開いた、浅草に本店を持つ飴細工の専門店です。2015年7月にオープンした東京スカイツリータウン・ソラマチ店では、実演の様子が見られるということで訪れてみました。

店主は26歳の若き飴細工職人です

東京メトロ半蔵門線押上駅からすぐ。「東京スカイツリータウン・ソラマチ」の4階、イーストヤードの江戸にまつわる土産店が並ぶエリアに「浅草 飴細工 アメシン」はあります。

訪れてさっそく目に飛び込んできたのは、金魚の飴細工作りの実演です。ガスバーナーで90℃まで熱してやわらくした飴を、素手や握りバサミを使い、切ったり伸ばしたりして形をつくっていきます。その姿に、通りがかった人たちは、思わず「わぁ、すごい」と声を上げ、足を止めて見入っています。

お店に立つのは、若干26歳の若き職人であり、店主でもある手塚新理さん。日本でも数人しかいない飴細工職人の実演がみられるのは、大変貴重です。手塚さんは元花火職人という経歴の持ち主で、ある日江戸の庶民の芸術である飴細工を作ってみようと思い立ち、自宅で挑戦したところ形がうまく作れないことが逆におもしろく、すっかり虜になってしまったそうです。

その後独学で飴細工を学び、イベント会場に売り込んで披露するなどして活動の場を広げるうちに、精巧で躍動感あふれる飴細工がたちまち話題に。2013年には浅草本店をオープンしました。今ではお弟子さんを抱えるお師匠さんとなり、飴細工の個展を開催するなど日本の伝統芸として保存、発展させようと力を注いでいます。

思わず見とれてしまう、飴細工の実演

飴細工作りは時間が勝負。飴が固まるまでの5分ほどで形を仕上げていきます。握りバサミで丸い塊を切って大まかな形をつくり、さらに尾びれの線なども入れていきます。

形を作った後は、一旦冷蔵庫で冷やして固め、黄、赤、青の食紅を組み合わせて細い筆を使って色づけしていきます。1色塗ったら冷蔵庫で冷やし、少しずつ色を重ねていきます。

作品として飾りたくなる美しさです

まるで本物のような「金魚」(2980円~)の完成品です。

このほかに色違いの金魚や鶴、カエルなど、どれも精巧で躍動感のある動物の飴が並び、その出来ばえは芸術の粋に達していました。お値段は2000円ぐらいからと、飴としては少しお高めですが、湿気に気をつければ2、3年はもつとのことでしたので、作品として飾っておくだけでも価値がありそうです。

ソラマチ店限定の商品もあります

工房に併設された販売コーナーでは、飴細工以外のオリジナルの飴も並んでいます。季節ごとの和柄が描かれた「うちわ飴」と、お酒や黒みつが閉じ込められた「ボンボン飴」(650円)は、ソラマチ店限定販売でおみやげにもぴったり。

東京スカイツリーを訪れた時には、ぜひ訪れてみてください。

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