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紙袋でもバッグでもない。本を想って作られた「ブックケース」が京都で誕生

  • 2023.4.17
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「みんな、カバンに本をどうやって入れているの?」

レジ袋が有料化したことで、本を買ったらカバンに直接入れるようになったという人は多いのでは。しかし、本が折れ曲がったり、汚れたり、雨だと濡れてしまったりと、不便な思いをすることも少なくない。

京都の書店「恵文社」と国産バッグブランド「wonder baggage(ワンダーバゲージ)」は、本を買ったときや持ち歩くときに入れるブックケースを共同で開発している。ケースに入れるイラストのカラーは、4月15日(土)~28日(金)の期間に恵文社の来店者の投票を実施し、決定する。

ブックケースの素材は、「生成りの10号蝋引き帆布」。薄すぎず厚すぎずコシがあり、雨も蝋がはじいてくれる。そして、使い込むほどなじんでいくという。

バッグや袋ではみられない特殊な設計で、マチが薄く、本の角が折れないようになっている。上部を少し余らせていて、折り込んで使用する。

イラストを手がけたのは、恵文社の看板製作もおこなっている、京都在住の型染め作家・関 美穂子さんだ。デザインカッターで細かく切り抜いて型紙を作り、布や和紙を染め、レトロな世界観に仕上げている。

今回の投票では、ブックケースに入れる関さんのイラストのカラーを、恵文社の来店者が選ぶ。4月15日(土)~28日(金)の期間中、ブックケース本体とイラストの配色を3色用意。最も人気の高かったカラーが商品化される。

■恵文社
けいぶんしゃ/京都の一乗寺にある本屋。イギリスのガーディアン誌が2010年に発表した「世界で一番美しい本屋10」に日本で唯一選出された書店。本のセレクトやそれらにまつわるセレクトなど、国内外から訪れるファンは多い。

■wonder baggage
ワンダーバゲージ/鞄の持つ合理性に加え、持つ人が新しい可能性に挑むときの相棒のような存在であること、そして使い込むことによって鞄と人との距離、愛着といった見えない価値を生み出すことをめざしている日本製バッグブランド。ブックケースイラストカラーの投票期間中、恵文社店内でポップアップを開催。

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