KYOTOGRAPHIE 2023
「境界線」を巡る、年に1度の国際写真祭
毎年春に京都で開催される国際的な写真祭の第11回「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」が、京都市内各所にて4月15日(土)から5月14日(日)まで開催。
1000年もの長きにわたる伝統を守りながら、先端文化の発信地でもあり続けてきた世界屈指の文化都市・京都。
2013年にスタートした「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、その京都が最も美しいと言われる春に毎年開催され、日本および海外の写真作品を、趣ある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開してきた。
さらに伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーション、数々の教育プログラムなどを通じて、写真の新たな可能性を生み出す国際的プラットフォームとしての役割も担っている。
11回目を迎えた今年は「BORDER=境界線」をテーマに、15のプログラムを開催。
メインプログラムには、キューバの現代アートシーンで活躍するMabel Poblet、昨年秋に京都で滞在制作を行ったCoco Capitán、ウクライナ・ハリコフ出身のBoris Mikhailov、ファッションデザイナーとしての経歴を持つ高木由利子らが名を連ねた。
その他、1955年にオランダ・アムステルダムで発足したWorld Press Photo Foundationにより、世界各地の女性レジリエンス(回復力)を写した報道写真が紹介される「レジリエンス ── 変化を呼び覚ます女性たちの物語」や、石内都と頭山ゆう紀による対話的なエキシビション「透視する窓辺」など、見逃せない展示の数々が揃う。
テーマとなった「BORDER」は、ほとんど不可視でありながら、あらゆる生命体を形成し規定する存在。
今回の写真祭は、その境界線を少しだけ可視化することで、それは自分で作ったものなのか、他者によって作られたものなのか、守られるべきものなのか、超えるべきものなのか、あるいは自分の意思によって変えられるものなのか、鑑賞者を「BORDER=境界線」を巡る旅へと誘う。
写真が国境を越えて繋ぐ、さまざまな感情や問いかけ、メッセージ。
自らの日々と共にある境界線を巡り、伝統と革新の街を旅して。
KYOTOGRAPHIE OFFICE
075-708-7108
【KYOTOGRAPHIE International Photography Festival 2023】
DATE:4月15日(土)〜5月14日(日)
※休館日は会場により異なります。
PLACE:京都市内各所
PASSPORT:一般 ¥6,000、学生 ¥3,000
※その他、前売り割引や単館チケット、エクスプレスパスポートチケットあり
※無料会場あり
WEBSITE:www.kyotographie.jp
※その他詳細情報は、KYOTOGRAPHIEのウェブサイトをご確認ください。