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ぜんぶ無料!都内の工場見学で現場の風景を目撃しよう。大人の社会科見学から子どもの自由研究まで

  • 2023.4.15

大人の社会科見学から子どもの自由研究まで、幅広い方々に人気の工場見学。東京近郊では、食品や日用品、乗り物などさまざまな製品の工場見学が可能です。本記事では、東京近郊のおすすめ工場見学スポットについて、不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。

さまざまな製品の製造工程や品質管理を見たり、試食や手作り体験ができたりする工場見学。コロナによる行動制限も緩和され、休止されていた工場見学も再開されつつあります。

老若男女問わず楽しめる工場見学は、その製品への理解が深まるだけでなく、ご自身に役立つような新しい発見も期待できるものです。普段見ることのできないお仕事の舞台裏をのぞくのはちょっとわくわくしますよね。恋人とのデート、家族や友達とのお出かけにもぴったりです。

本記事では、都内から気軽に行けるおすすめの工場見学スポットについて紹介していきます。工場見学でさまざまな学びを発見してみてはいかがでしょうか?

実際に航空機の整備が行われている格納庫も見学できる「JAL Sky Museum」(イメージ画像:photoAC)

●なぜ工場見学が人気なの?工場見学の3つの魅力とは?

子どもから大人まで老若男女が楽しめる工場見学ですが、一体なぜ人気があるのでしょうか?

ここでは、工場見学の魅力について紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。

・お金をかけずに楽しめる! ・教育面でもプラス要素が多い! ・地域貢献につながる

●お金をかけずに楽しめる!

お金をかけず手軽に楽しめるのは、工場見学の魅力として、まず考えられるポイントでしょう。企業にとって、工場見学は広報・宣伝の意味合いが強く、自社製品の良さやサービスを直に伝えられる貴重な機会。そのため、無料で楽しめるケースが多く、例え有料であってもプレゼントがもらえるケースも多く、財布に優しいレジャーといえます。

実際に使われていたタンクの内部を歩くことができる「サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野」(イメージ画像:photoAC)

●教育面でもプラス要素が多い

教育面でプラスの面が多いのも工場見学の魅力の1つです。

食品や日用品など、実際に食べているものや使用しているものがどのように作られているかが分かるので、子どもの自由研究にもぴったり。ロボットの繊細な技術や職人技を楽しめるので、子どもだけでなく、大人も新たな“気付き”を得られるケースも多いです。

普段の勉強から得られない知識が得られる点は、子どもの成長にも大いに役立ちます。映像などを用いた企業の裏話は大人にも大きな魅力といえるでしょう。

近年では稼働している現場見学の他にミュージアムが併設されている場合も(イメージ画像:JALリリースより)

●地域貢献につながる

企業にとっては絶好の広報・宣伝の機会であり、企業価値の向上に役立つため、さまざまな工夫がされている点も工場見学の魅力の1つです。

企業としては、自社製品を知ってもらうきっかけになるだけでなく、将来的な人材確保につながるケースも想定されるでしょう。人気の工場の場合、観光スポット化するケースも多く、地域貢献や活性化にも役立っています。

こうした取り組みを積極的に行っているという点から、企業の存在価値も高くなる効果が期待できるため、コロナ禍においてはオンラインでの見学会に切り替えて継続する企業もありました。

ひとつひとつの小さなこだわりが大きなものを動かしている。現場の空気を感じたい(イメージ画像:photoAC)

都内から気軽に行けるおすすめ工場見学スポット3選

工場見学の3つの魅力をご紹介しました。ここからは、都内のおすすめ工場見学スポットをご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。

【羽田】JAL Sky Museum

スカイミュージアムは、日本航空(JAL)が手がけるミュージアム施設です。

航空機の仕組みが分かる航空教室をはじめ、歴代の制服などが展示されているエリア、格納庫の見学などができ、普段見られないような航空会社の裏側を見られます。

実物の飛行機を目の当たりにできるだけでなく、整備士の仕事にも触れられる貴重な機会です。また、空の仕事を目指す人にとっては、憧れの場所を間近に見られる絶好のチャンスといえるでしょう。

非常に人気の高い工場見学のため、早めに予約しておくのがおすすめです。

■JAL Sky Museum住所:東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメインテナンスセンター1TEL:03-5460-3755(9:30〜16:30)営業時間:10:00~16:30休業日:水曜・金曜・年末年始ほか利用料金:無料アクセス:東京モノレール 新整備場駅 徒歩2分※予約詳細は公式サイトをご確認ください

各職業の仕事道具やノベルティグッズ、歴代制服といった史料展示、コックピットに座ることもできる。グッドデザインも受賞した内部デザインは必見(画像:JALリリースより)
JALの将来に向けた取り組みを紹介するコーナーやミュージアムショップも(画像:JALリリースより)

【府中】サントリー〈天然水ビール工場〉東京・武蔵野

「ザ・プレミアム・モルツ」でおなじみの「サントリー〈天然水ビール工場〉東京・武蔵野」の工場見学もおすすめスポットの1つ。

ビール好きの聖地ともいえる場所であり、ビールの素材へのこだわりから製法、製造の工程まで詳しく学べます。最後には試飲タイムもあるので、できたてのおいしいビールを味わってみてはいかがでしょうか?

素材や製法のこだわりを知れば、いつも飲んでいるビールがよりおいしく感じられると思いますので、くれぐれも飲みすぎにはご注意ください。

■サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野住所:東京都府中市矢崎町3-1TEL:042-360-9591営業時間:9:30~17:00(見学時間約70分)ショップ営業時間:11:00~16:50休業日:年末年始、工場休業日(臨時休業あり)料金:無料アクセス:JR南武線 府中本町駅より徒歩約15分JR南武線・京王線 分倍河原駅より無料シャトルバスで約10分※予約詳細は公式サイトをご確認ください

できたての一杯で乾杯! お土産ショップにはビールに合うおつまみや工場限定グラス、なっちゃんグッズなども(イメージ画像:photoAC)

【鶴見】森永エンゼルミュージアムMORIUM

森永製菓創業120周年を記念して新設された「森永エンゼルミュージアムMORIUM」もおすすめ。森永製菓の歴史や技術を見学でき、展示コーナーでは、森永製菓商品の特徴や技術、トリビアを勉強できます。

誰もが耳にしたことがある商品を数多く世に送り出してきた森永製菓。そのおいしさの秘密を学んでみてはいかがでしょうか?

■森永エンゼルミュージアムMORIUM住所:神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-1-1 森永製菓株式会社 鶴見工場TEL:080-8744-3102(森永エンゼルミュージアムMORIUM運営室)営業時間:10:00~/13:00~(70分程度)※ネット事前予約制休業日:土日祝、年末年始、工場指定定休日料金:無料アクセス:JR京浜東北線 鶴見駅より徒歩約20分JR京浜東北線 鶴見駅よりバスで10分「森永工場前」下車京浜急行 京急鶴見駅よりバスで10分「森永工場前」下車※予約詳細は公式サイトをご確認ください

過去の貴重な広告資料なども展示されている「森永エンゼルミュージアム モリウム」ではキョロちゃんがお出迎え。よく見ると柱には「MARIE」や「CHOICE」が! 鶴見工場では「小枝」や「ハイチュウプレミアム」の製造・包装ラインが見学できる(画像:森永製菓リリースより)

楽しくお得に工場見学を楽しんでみては?

本記事では、都内から気軽にいけるおすすめの工場見学スポットをご紹介しました。

工場見学は、楽しく学べるだけでなく、おみやげがもらえたり、自身に役立つ発見があったりと老若男女が楽しめるレジャーです。コロナの行動制限の緩和もあり、工場見学を再開している企業も多いので、ご友人やご家族、恋人と一緒に工場見学へ出かけてみてはいかがでしょうか?

逆瀬川勇造

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