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コミュ力が上がる? 現代茶人が教える「本当におもしろい茶道」とは

  • 2023.4.14
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習い事や趣味はさまざまあるが、その中でも茶道は敷居が高いイメージがあるかもしれない。作法やルールが多く感じられる茶道だが、「コミュニケーションツール」として私たちの暮らしを豊かにしてくれる。

2023年4月10日発売の現代茶人・松村宗亮(そうりょう)さんの著書『人生を豊かにする あたらしい茶道』(朝日新聞出版)では、茶道を気軽に取り入れていくメソッドを紹介している。茶道を身近に感じるヒントが満載だ。

「日常を豊かにする」「感性を豊かにする」「社会とつながる」の3つのテーマに沿って、茶道の奥深さをひも解く。歴史や作法の基礎的な内容に加えて、茶道を通したセルフマネジメントやコミュニケーションといった今のライフスタイルに合った茶道も取り上げていく。

松村さんはグッドデザイン賞を受賞した茶室のプロデュースをはじめ、アートや漫画、音楽、スイーツ、VRなど様々なジャンルとのコラボレーションで茶道の概念を広げていく活動を行っている。

本書にもそうした考え方が反映されており、自宅での美味しいお茶の点て方、現代アートを取り入れた茶道具など、これまでのイメージを覆す新しい茶道を紹介していく。

茶道に特別なイメージや堅苦しいイメージを持っていた人こそ、本書を手に取ってほしい。茶道は、忙しい生活の中で忘れがちな自分と向き合う時間や、周囲の人とのコミュニケーションのきっかけ作りにもなる。日常生活に豊かさをももたらしてくれる茶道を、もっと気軽に取り入れてみてはいかがだろうか。

■松村 宗亮さんプロフィール
まつむら・そうりょう/(裏千家茶道准教授/茶道教室SHUHALLY代表/The TEA-ROOMメンバー/へうげもの筆頭茶頭)
学生時代のヨーロッパ放浪中に日本人でありながら日本文化を知らないことに気づき、帰国後に茶道を開始。「SHUHALLYプロジェクト」として "茶の湯をもっと自由に、もっと楽しく" をモットーに茶道教室やお茶会を主宰。茶の湯の基本を守りつつ現代に合った創意工夫を加えた独自のスタイルを構築し、これまでに海外10カ国、首相公邸などから招かれ多数の茶会をプロデュース。コンテンポラリーアートや舞踏、ヒューマンビートボックス、漫画等、他ジャンルとのコラボレーションも積極的におこなう。裏千家十六代家元坐忘斎に命名されたオリジナル茶室「文彩庵」はグッドデザイン賞を受賞。

【アーティストページ】https://www.youtube.com/@chachacha555

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