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彼に感謝はされても愛されません! 長続きカップルになれない「女性の特徴」

  • 2023.4.13

恋愛をしているのに、はたから見たら親子関係や上司や部下といった関係に見えるカップルがいます。実は長期的に見たとき、こうした役割を持ち込んだカップルはうまくいかないケースが高まります。なぜプライベートで親子や仕事っぽさを持ち込んではダメなのか。具体的に解説します。

「彼にアドバイス」恋愛がダメになる「役割」という落とし穴

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 218

「なんだか最近、彼のことを子どもみたいと感じる」

付き合いが長くなると、こんな感覚を抱く女性が一定数います。たまにのことなら可愛いものですが、いつも彼女におんぶにだっこの彼になっていたら、注意が必要です。
それは彼がダメになったのではなく、彼のダメさをあなたが助長している可能性があるからです。

今日は2人の関係を恋愛から別のものに変えてしまう、「役割意識」のお話です。いつもしっかり者と言われるタイプや、自分のペースを大事にしすぎるタイプの女性は、この役割意識を無自覚に発揮しているときがあります。ぜひ、今日の話を参考に、彼との関係をいい距離感に整えていきましょう。

人間関係の中で「役割意識」が勝手に生まれる

生きるうえで、私たちはいろんな人間関係を作り、いろんな役割のいわば仮面をかぶっています。会社では「上司」、家では「彼女」、友達関係では「お調子者」など、それぞれの関係で見せる役割(仮面)があると思います。それ自体は人間関係を円滑に進めるために必要なことかもしれません。しかし恋愛においては、役割が強すぎると問題が発生します。

どんな問題かというと、本来恋愛で得られる甘い幸せが遠のき、楽しくない関係になってしまうことです。最悪の場合、男性はあなたを異性として見られなくなり、別れを意識することすらあります。

恋愛の本質はいろんなシーンでかぶる仮面を外し、お互い素顔や本音を見せあい、関係を深めることです。そうしたやり取りを続ける中で、2人が成長していくことが恋愛においては大事です。
男性がずっと一緒にいたいと願う女性の要素を聞くと、「自分を肯定してくれて、成長につながる関係を築ける相手」がよく挙がります。

余計な仮面をかぶりあって築くカップルには、この肯定と成長はあまり望めませんから。この後解説するタイプ別の役割を理解し、少しずつ関係をいい方向に変えていきましょう。

よくある役割1. 母親と子ども

最初は彼女が母親で、彼が子どもの役割に収まるカップルです。
こうした関係になるきっかけは、女性が世話焼きタイプであったり、男性が一般的なレベルよりだらしないタイプであったりすると起きがちです。

母親的な甲斐甲斐しさは、長期化すると大体彼が、彼女におんぶにだっこになるケースが多いです。彼女としても、達成感を覚えやすく、また自分のペースで生活も関係も回るから、やりやすさを覚える場合もあります。
しかし長期的に見たら、この関係は彼が成長する機会を奪うことになっています。何より男性は、母親っぽさが強い女性には、自然と異性としての魅力を見いだせなくなります。

母親彼女の行き着く先は、「感謝はされても愛されはしない」関係です。覚えておきましょう。

よくある役割2. 上司と部下

仕事がデキる女性にありがちな落とし穴が、恋愛に上司と部下の関係を持ち込むことです。
例えば彼に「こうしたら良いんじゃない?」「それはどういう意図でやったの?」と、部下に語りかけるように指示や傾聴をしていないでしょうか。
こうしたやり取りは、最初は男性も刺激的に感じます。しかし続くと、プライベートに目標や進捗を持ち込まれ、窮屈さを覚えるケースが多いです。

筆者の周りには、この上司と部下っぽさを再現しているカップルがよくいます。男性の根は真面目なタイプが多いので、彼女の的確なアドバイスを聞いてしまいます。

親子関係と同様、上司と部下の関係を続けた場合も、彼は彼女に異性としての魅力を感じにくくなります。行き着く先は、彼のドロップアウトか、部下になりきった受け身の男性になってしまうかのどちらかです。今すぐ彼への指示出しや細かいアドバイスは止めましょう。

よくある役割3. ライバルや戦友

同僚同士や同級生同士から恋人になったカップルで起きがちなのが、ライバルや戦友という役割の落とし穴です。
高め合う中で惹かれ合うのは良くあります。惹かれ合ったきっかけが仕事であったなら、交際後はより意識的に、プライベートの面を知り、ありのままの相手を愛する意識が必要です。

ライバルや戦友同士カップルがやりがちな行為には、プライベートでも仕事の話が9割を締めたり、お互いの仕事での成功を喜びきれなかったりするなどがあります。
また、相手が仕事の話をすると真っ先に粗探しをしてしまったり、年収に競争意識が強くあったりする場合、役割意識は深刻かもしれません。

恋愛はお互いの良さをミックスさせ、2人が成長をしていく関係です。それぞれ個人が成長するのは、恋愛のカタチとしては理想とは言えませんし、それを心から応援できないのであれば、少し気持ちの整理をしてきましょう。

恋愛でよく起きがちな3つの役割意識について解説しました。
タイプはそれぞれ違いますが、どれもしっかり者の女性ほど、やってしまいがちな落とし穴です。抜け出す最初の一歩は、まず自分がしている行為に気づくことです。そして意識的に役割行動をストップしましょう。彼に何かしたくなっても、言いたくなってもやらないこと! 相手を信頼して関係を変えることで、役割という落とし穴からは抜け出せます。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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