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ステロイド拒否は医療ネグレクト?母が抱える苦悩|神辺先生の当直ごはん

  • 2023.4.13
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喘息の発作で入院し、ステロイドの点滴で症状が改善したあかり。アトピーでのステロイド軟膏の使用を拒否していたあかりの母はぐっすりと寝る娘の姿を見て複雑な気持ちになります。ステロイドを使わず、食事療法でのアトピーの改善を目指すあかりの母に「医療ネグレクトだ」と言った夫。あかりの母は医師もそう思っているのではないかと不安な気持ちに…。この記事では、ちんねんさん、能一ニェさんによる漫画作品『神辺先生の当直ごはん』(KADOKAWA)電子書籍をご紹介する、試し読み企画をお送りします。※本記事は『神べ先生の当直ごはん』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

喘息の発作を抑えるために入院し、ステロイドの点滴での治療を行ったあかり。点滴のおかげで発作は治まり、アトピーのかゆみも抑えられてぐっすり休むことができました。あかりの母はそんな娘の姿を見て、複雑な気持ちに。以前はステロイド薬が思うように効果を発揮しないと感じ不信感をかかえていましたが、現状の娘の様子を見て葛藤する思いが出てきたように読み取れます。

母親としては最善だと思ってやってきたステロイドを使わない治療。しかし、娘にとっては我慢を強いていただけなのかもしれない…と感じたはず。子どものことを思い一生懸命だったあかりの母親。これから治療についてどんな判断をするのか気になるシーンでした。

医療を通じて親の思いに向き合う作品

神辺先生の当直ごはん第14話「命を作るもの」では、肌に塗るステロイド剤や、アレルギーに関するお話が描かれます。アトピー性皮膚炎と診断されている娘・あかりの母親は、ステロイド剤を塗っても思うように症状が回復しないことを不安に感じていました。そして、母親の判断でステロイドを塗る治療をやめ、卵や牛乳を食べさせない「除去食」を独自に始めることに。

そんなある日、あかりは喘息の発作を起こし救急受診することになってしまいました。医師はステロイドの必要性を母親に理解してほしいと考えますが、母親は「ステロイドは効かなかった」という思いから医師の説明を受け入れられません。一方、医師が勧める治療を受けさせない自分が「医療ネグレクト」だと思われているのではという不安も抱えています。

本作では、こうした親の思いに向き合い、不安をくみ取りながら適切な治療につなげていく医師の姿が描かれます。医師と親、子どもの健康を思う両者がどう同じ方向を向いていくのか、やり取りに注目しながら読みたい作品です。

『神辺先生の当直ごはん』電子書籍も発売中

神辺先生の当直ごはん 3
神辺先生の当直ごはん 3

神辺先生の当直ごはん 3

¥748〜(楽天市場)

出版:KAODKAWA 著者:ちんねん、能一ニェ

「好き嫌いしないでなんでも食べないと
大きくなれないよ」なんて言う立場の小児科医。
だけど、そんな先生たち自身は
自分たちが食べるごはんもおろそかにしがちで…?
多忙のあまりに自分を見失いそうになっても
明日への活力を養うごはんが必要。
だから――神辺先生は今日も当直室でごはんを作る!


「辛いとき、しんどいとき。
必ず効くのは温かい好物」

さて、神辺先生の今日のごほうびごはんは…?
本格小児医療×グルメ漫画、第3巻!

著者:ちんねん、 能一ニェ
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著者:こびと

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