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書道家が伝授!「誠に申し訳ございません」が一瞬で美しくなるコツ

  • 2023.10.17
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出典:『書道家 東宮たくみ』(YouTube)

誰かと連絡を取るならメールかLINEがほとんどで、手書きで相手にメッセージを送る機会が減っている気がします。でも、相手にしっかり想いを伝えたいときは手書きを利用する、なんて方も多いのでは?特に「謝罪」をしなくてはならない時は、より強い誠意を伝えるために「手書き」を利用する方が多い気がします。

今回はいざというときに役立つ美文字の書き方を、チャンネル登録者数181万人(2023年9月時点)の人気YouTuberであり書道家の、東宮たくみさんの動画の中からご紹介します。

メリハリをつけて、バランスよく

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出典:『書道家 東宮たくみ』(YouTube)

謝罪の手紙で欠かせないフレーズ、『誠に申し訳ございません』の書き方を一文字ずつ見ていきましょう。

まずは“誠”です。言偏のポイントは3つ。

・線の部分は少し右斜に角度をつけて引く
・口の部分は1画目と3画目は内側へ下ろす
・空間部分が等間隔になるように書く

「トメ」「ハネ」「ハライ」はしっかりとメリハリつけて書いています。

次はひらがなの“に”ですが、1画目から2画目、2画目から3画目と、繋げるように書くとバランスよく書けるそう。

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出典:『書道家 東宮たくみ』(YouTube)

“申す”は1画目を真下ではなく少し内側に入れて書き始めます。横線は並行になるようまっすぐに。最後の垂直線は枠に対して真ん中に、まっすぐスッとハラいきります。

“し”は、中心よりも少し左側からスタート。真下にきてからグッと持ち上げて、右斜め上を目指してハラいあげます。真ん中の空間部分が大きくあくように意識できると◎。

続いて“訳”ですが、言偏の動きは誠と全く同じです。“尺”は角を立ててしっかりくっつけて書きます。ハライ部分は下の高さを左のハライと合わせるように書けると、バランスのいい綺麗な漢字になりますよ。

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出典:『書道家 東宮たくみ』(YouTube)

ここからは、ひらがなの書き方が続きます。

“ご”は“に”の後半を書くようなイメージで、“ざ”は2画目〜3画目を繋げるように書きましょう。“い”も同様に、1画目〜2画目を繋げるように流れを意識しながら書くのがポイントです。

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出典:『書道家 東宮たくみ』(YouTube)

“ま”は元の漢字が「末」からきているひらがな。なので1画目の上の線は少し長く、下の部分は少し短く引いてあげましょう。3画目の中心線はまっすぐ下ろしながら、真横にグッと持ちあげ、下げます。

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出典:『書道家 東宮たくみ』(YouTube)

“せ”の1画目の直線はグーッと長さを出します。2画目から3画目を繋げるように、3画目の終わりは1画目よりも短くするのがポイント。そうするとバランスよく書けますよ。

最後は“ん”。直線でまっすぐ引いたら一回トメる。持ち上げてトメる。ハライ部分は右斜め上にスッと払い上げましょう。“し”と同様に、白い部分は大きくあけられると綺麗に見せられます。

美文字ポイントを押さえて、上達しよう!

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出典:『書道家 東宮たくみ』(YouTube)

漢字とひらがなのポイントは文字によってそれぞれですが、どちらにも共通して出てきたのが「トメ」「ハネ」「ハライ」でした。

すべての文字を同じように書くのではなく、漢字とひらがなの書き分けを意識しつつ、バランスのいい整った文字を手に入れてくださいね!

 



動画:『【美文字】「誠に申し訳ございません」の書き方
協力:『書道家 東宮たくみ

東宮たくみ
1982年生まれ。書道家。東京で書道教室を開いています。
Born in 1982.Japanese Calligrapher.I am running a Japanese calligraphy classroom in Tokyo.

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。