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「幅を利かせる」とはどんな意味?その成り立ちや類義語は?

  • 2023.4.13

自分の力によって威張ることを「幅を利かせる」と表現します。 これらは自分という存在を大きく認めさせるようにすることも意味します。 しかし、なぜそれが「幅を利かせる」なのでしょうか?

今回はそれら「幅を利かせる」という言葉について解説します。 ここでは特にその意味はもちろん、成り立ちや類義語についても説明します。

「幅を利かせる」とは

まずは「幅を利かせる」の意味について見ていきましょう。

「幅を利かせる」の意味

「幅を利かせる」とは自分の存在を大きく認めさせるようにすることを言います。

これは自分の思うままに振る舞うことなども意味する言葉です。 単に力に任せて威張ることも意味する表現となっています。

逆にその力が認められることで、ある分野で勢力を振るうことなども言います。 これらは必ずしも威張っていることだけを表すとは言えません。

ただし「幅を利かせる」という言葉にはネガティブな印象があるので、使用の際は注意が必要です。 実際にポジティブなニュアンスや意味合いではあまり使用されません。

「幅を利かせる」の用い方・例文

「幅を利かせる」は効果が十分に発揮されるようにする様子を意味します。

例えば、力のある者が周囲に対してその力を誇示するような場面で使用されることが多いです。 実際に「上司や先輩が幅を利かせている職場」のように使用されるケースが多いと言えるでしょう。

これらの表現を言い換えるのなら「凄みを利かせる」や「顔を利かせる」とも言えるかもしれません。 要は本人が持つ力を誇示して自分の好きなように振る舞うことを言った表現です。

ただし「幅を効かせる」と書くのは誤りです。

「幅を利かせる」の成り立ち

ここからは「幅を利かせる」の成り立ちについて見てみましょう。

「幅」とはなんのこと?

「幅を利かせる」の「幅」とは羽振りや威勢のことを意味します。

「羽振り」は世間における地位や権力や人望のことです。 「威勢」は意気が盛んで元気や活気があることです。

どちらも「幅を利かせる」においては人を従わせる力を表しています。

平たく言えば、第三者に対する影響力のことを言うわけです。 それら自分が持つ力で他を圧倒するような意味の言葉から生まれたのが「幅を利かせる」です。

「幅を利かせる」の類義語

最後に「幅を利かせる」の類義語も見ておきましょう。 「幅を利かせる」の類義語には「肩で風を切る」「大きな顔をする」「居丈高に振る舞う」などがあります。

肩で風を切る

「肩で風を切る」とは肩をそばだてて威張りながら歩くことです。

威風を示したり、権勢を誇ったりするような意味があります。 そういった意味ではある意味で「幅を利かせる」と似ています。

ただ、これらはチンピラやヤンキーなどに対しても使用される表現です。 それら力がない者であったとしても威張って歩く様子を表すことがあるので注意しましょう。

大きな顔をする

「大きな顔をする」とは威張った顔つきをすることです。

悪いことをしながら平気な態度をする人に対して使用します。 ここで言う「大きな顔」とは威張った顔つきのことを言います。 もしくは悪びれることなく平然とした態度なども指すのです。

それら傲慢に振る舞うところが「幅を利かせる」と同じです。

居丈高に振る舞う

「居丈高に振る舞う」とは他人に対して威圧的な態度をすることを言います。

「居丈高」とは威張るように振る舞うことを意味します。 実際に威張っていることそのものを表すこともある言葉です。

それらの点が「幅を利かせる」に通ずるのではないでしょうか。

まとめ

「幅を利かせる」は威張ることを意味する言葉です。 特に自分の地位や権力などを駆使して、大きく認めさせようとすることを言う表現となっています。

ただし、これらはあまり良い意味では使用されません。 その多くは悪い意味で使用されるので注意しましょう。

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