1. トップ
  2. ファッション
  3. 黒、それはパリの色。

黒、それはパリの色。

  • 2023.4.13
  • 1219 views

パリジェンヌのスタイルを語るうえで欠かせない“黒”という色。時に気高く、時に優しげに。無限の可能性が、自由奔放な女性像と重なる。

ブランデンブルクスタイルの留め具とオフィサーカラーが目を引くジャケットに、たっぷりとフリルをあしらったアスコットカラーのブラウスをイン。セビリアの工房、フェルナンデスイロシェと製作したハットを合わせて、マリア・グラツィア・キウリが乗馬スタイルをモダンに昇華した。

ジャケット¥680,000、シャツ¥350,000、ハット¥160,000、ピアス¥110,000/以上ディオール(クリスチャン ディオール)

優雅なフリルと繊細なシアー素材が織り成す黒のフェミニニティ。ドレスとスリーブは装飾的であると同時に、ジャージー素材を使用しているため驚くほど軽やか。

ドレス¥550,000、スリーブ¥63,800、スカート¥231,000、中に穿いたレギンス¥160,600(すべて予定価格)/以上バーバリー(バーバリー・ジャパン)イヤーカフ¥34,100/ラッツェル アンドウォルフ(ザ・ウォール ショールーム)

儚く粗削りな雰囲気を通して現実をヒューマニティに反映させたコレクションを象徴する、漆黒のレザージャケット。身体を覆い隠しながらも女性らしさを際立たせるコクーンシルエットと、ヴィンテージ加工によるハードな風合いに、生々しさと官能、繊細さと粗雑さという対照的な概念が共存する。

ジャケット¥1,320,000、シューズ ¥167,500(ともに予定価格)/ともにプラダ(プラダ クライアントサービス)

パリジェンヌの代名詞といえばテーラードジャケット。ランバンの一着はマニッシュなダブルブレストのデザインでありながら、あえて前を開けて羽織るデザインにすることでフェミニニティも感じさせる。大きな襟とダブルの合わせがクラシックなミドル丈のネップツイードコートを羽織って、エレガンスを添えて。

コート¥432,300、ジャケット¥372,900、チョーカー¥359,700/以上ランバン(コロネット)

70年代のリヴ・ゴーシュに共鳴したタイトフィットのニットトップとフレアパンツが生むリーンなシルエットを、黒がより一層引き立てる。マスキュリンとフェミニン。パリジェンヌが持つ二面性をエフォートレスなスタイルに内包させた。

トップ¥286,000、パンツ¥253,000、シューズ ¥159,500(予定価格)、ピアス¥49,500/以上サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ(サンローラン クライアントサービス)

メンズライクなピークトラペルジャケットを、ローライズのショートパンツとタイトフィットなクロップト丈ニットトップでフレッシュに刷新。

ジャケット¥265,100、トップ¥81,400、パンツ¥81,400/ 以上マックスマーラ(マックスマーラ ジャパン)シューズ¥194,700/ジャンヴィト ロッシ(ジャンヴィト ロッシジャパン)イヤリング¥69,300/スワロフスキー・ジュエリー(スワロフスキー・ジャパン)チェア¥110,000/グラフペーパーストッキング/スタイリスト私物

“A Rave in the Desert”をテーマにした今季は、テントに着想を得たディテールや軽やかな素材がポイント。パラジウム仕上げのメタル製リングとトグルモチーフ付きのファスナー、そして伸縮性豊かなジャージー素材が、ブラックイヴニングスーツを生まれ変わらせた。

ジャケット¥468,600、パンツ¥423,500、中に着たスイムウエア、シューズ(ともに参考商品)、イヤーカフ¥287,100/以上エルメス(エルメスジャポン)

メリノウールで編まれたニットは、バイカージャケットとボディスーツを組み合わせた新たなタイムレスピース。アイコンである斜めのジッパーとワイドカラーが特徴。

ボディスーツ¥546,700(予定価格)、タイツ(参考商品)/ ともにアライア(リシュモン ジャパン アライア)イヤリング¥69,300/スワロフスキー・ジュエリー(スワロフスキー・ジャパン)リング各¥105,600/シャルロット シェネ(エドストローム オフィス)

●問い合わせ先:クリスチャン ディオール0120-02-1947(フリーダイヤル)バーバリー・ジャパンtel:0066-33-812819ザ・ウォール ショールームtel:03-5774-4001プラダ クライアントサービス0120-45-1913(フリーダイヤル)コロネットtel:03-5216-6518サンローラン クライアントサービス0120-95-2746(フリーダイヤル)マックスマーラ ジャパン0120-030-535(フリーダイヤル)スワロフスキー・ジャパン0120-10-8700(フリーダイヤル)グラフペーパーtel:03-6418-9402エルメスジャポンtel:03-3569-3300リシュモン ジャパン アライアtel:03-4461-8340エドストローム オフィスtel:03-6427-5901

*「フィガロジャポン」2023年4月号より抜粋

元記事で読む
の記事をもっとみる