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生のフルーツを使ったジューシーなマフィンが人気♪ 話題のエリア蔵前のカフェ「テナベッテ」

  • 2015.12.2
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「tenabeette(テナベッテ)」は、浅草と蔵前の間に位置するアットホームなカフェです。人気のマフィンの秘密や店名の由来を探ってきました。

スタイリッシュな内装ながら、アットホームな雰囲気です

都営地下鉄浅草線蔵前駅から歩いて9分、浅草駅から10分と、蔵前と浅草のちょうど真ん中あたりに「テナベッテ」はあります。

ガラス張りのおしゃれな店内で出迎えてくれたのは、店長の中村知世さん。オーナーは湯島で30年以上続くクラシックバー「Once Upon A Time(ワンスアポンアタイム)」も営む知世さんのお母様・弘美さんです。

おふたりは人との縁を大切に店づくりをしています。店を開くきっかけも、弘美さんの古い友人である大家さんから空き物件をカフェにしたいと相談されたことから。店内のテーブルやイス、本棚は「ワンスアポンアタイム」のお客さんである東京藝大の学生たちが手づくりしてくれたそうです。

果物のジューシーさを味わえるマフィン

お店の名物は、旬のフルーツを生のままマフィンの生地の上にのせ、オーブンで焼いたマフィンです。食べると果汁がじゅわっと口に広がり、果物本来の甘みをしっかりと感じられます。

生地の表面はカリカリ、なかはやわらかで、数日間置くことで、味が染みこみ、出来立てとは違うおいしさも楽しめるそうです。

作るたびに少しずつアレンジしている常時5~8種類のマフィンが並び、どれにしようか迷ってしまいます。

オリジナルブレンドの深煎りコーヒーも合わせてぜひ

マフィンと一緒に味わいたいのが、蔵前駅近くにある「SOL'S COFFEE(ソルズコーヒー)」にオリジナルブレンドをお願いしている「ドリップコーヒー」(380円)。深煎りでまろやかな味わいです。

店名の由来にもなった手鍋料理もおすすめです

マフィンのほかに人気なのが、かわいい小さな手鍋を使った日替わで数種から選べる「てなべセット 」。なかでもおすすめはオムハヤシ。上質の牛肉と玉ねぎをふんだんに使ったハヤシソースに合わせるごはんは、なんとコーヒーで炊いているそう。まるで玄米のような食感で香ばしい香りもして、ソースとの相性抜群です。

こちらは同じく「てなべセット」(980円)のクリームシチュー。玉ねぎの甘みがしっかりと感じられるやさしい味わいです。セットにはスープとデザートも付きます。

「テナベッテ」というちょっぴり少しふしぎな店名の由来ですが、この名前はオーナーの弘美さんと若い客さんとのやり取りがきっかけ。弘美さんは、「手鍋さげても」という、“鍋もないほど貧しい彼の家まで行ってごはんをつくってあげるだけで幸せ”という言葉が好きでよく話すそうなのですが、その時に「手鍋って?」と決まって質問され、そのことをおもしろいと思い、店名にしたそうです。ちなみに、手鍋料理を出すことは店名が決まった後に考えたそうですよ。

そんな温かいエピソードを持つ中村さん親子が迎えてくれるこちらのカフェ。浅草~蔵前を散策するときにはぜひ立ち寄ってみて。

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