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「そんな顔しないで」アトピーの娘から母への思いが切ない|神辺先生の当直ごはん

  • 2023.4.12

アトピーの娘・あかりのために食事療法を取り入れているあかりの母。医師から勧められるステロイドでの治療は拒否し、独自の方法でアトピーの改善を目指します。しかし、ある日あかりは学校で発作を起こし救急外来を受診することに…。この記事では、ちんねんさん、能一ニェさんによる漫画作品『神辺先生の当直ごはん』(KADOKAWA)電子書籍をご紹介する、試し読み企画をお送りします。※本記事は『神べ先生の当直ごはん』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

ステロイドでの治療を拒否し、食事に気を使い体の中から体質を変えていこうとしているあかりの母親。あかりはそんな母の言いつけを守っていますが、内心では好きなキャラクターのついたお菓子を食べたいという思いも抱いているようです。

喘息の発作でかかった救急外来では、あかりの母親はステロイドでの治療を拒否。早く治療をしたい医師と言い合いに。

不安そうなあかりを見た神辺は「ママが嫌がるお薬は使わないよ」とあかりが安心する言葉をかけます。あかりにとっては、治療方法がどんなものかよりも「ママに笑顔でいてほしい」という気持ちが強いのかもしれません。しかし、あかりの体調が悪化している点が心配ですよね。

医療を通じて親の思いに向き合う作品

神辺先生の当直ごはん第14話「命を作るもの」では、肌に塗るステロイド剤や、アレルギーに関するお話が描かれます。アトピー性皮膚炎と診断されている娘・あかりの母親は、ステロイド剤を塗っても思うように症状が回復しないことを不安に感じていました。そして、母親の判断でステロイドを塗る治療をやめ、卵や牛乳を食べさせない「除去食」を独自に始めることに。

そんなある日、あかりは喘息の発作を起こし救急受診することになってしまいました。医師はステロイドの必要性を母親に理解してほしいと考えますが、母親は「ステロイドは効かなかった」という思いから医師の説明を受け入れられません。一方、医師が勧める治療を受けさせない自分が「医療ネグレクト」だと思われているのではという不安も抱えています。

本作では、こうした親の思いに向き合い、不安をくみ取りながら適切な治療につなげていく医師の姿が描かれます。医師と親、子どもの健康を思う両者がどう同じ方向を向いていくのか、やり取りに注目しながら読みたい作品です。

『神辺先生の当直ごはん』電子書籍も発売中

神辺先生の当直ごはん 3
神辺先生の当直ごはん 3

神辺先生の当直ごはん 3

¥748〜(楽天市場)

出版:KADOKAWA 著者:ちんねん, 能一ニェ

「好き嫌いしないでなんでも食べないと
大きくなれないよ」なんて言う立場の小児科医。
だけど、そんな先生たち自身は
自分たちが食べるごはんもおろそかにしがちで…?
多忙のあまりに自分を見失いそうになっても
明日への活力を養うごはんが必要。
だから――神辺先生は今日も当直室でごはんを作る!


「辛いとき、しんどいとき。
必ず効くのは温かい好物」

さて、神辺先生の今日のごほうびごはんは…?
本格小児医療×グルメ漫画、第3巻!

著者:ちんねん、能一ニェ
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著者:こびと

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