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【衝撃の事実】女の子の2人に1人は自分の見た目に不満がある

  • 2023.4.12
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ご存じの通り、ソーシャルメディアの世界は厳しい。絶大な影響力を誇るインフルエンサーたちによって定められた美の基準は非現実的なものばかり。そして、この問題はオーストラリアの若者のメンタルヘルスに想像以上のダメージを与えている。最新の調査によって、女の子の52%はセルフィーをチェックしては自分の見た目に不満を感じ、48%は他人の見た目を求めていることが分かった。オーストラリア版ウィメンズヘルスから見ていこう。

トータルビューティケアブランド『ダヴ』が「Self-Esteem Project」の一環として行った同調査では、オーストラリアの女の子の7割がソーシャルメディアでフォローしているインフルエンサーの見た目を自分の基準にしていることも発覚。その一方で、回答者の54%には、理想化されたコンテンツが自分の自尊心に悪影響を及ぼしているという自覚があった。

「ソーシャルメディアは多くの人の人生の一部になっていますが、とくに大きな影響を受けているのは若い女の子たちです」と説明するのは、ボディイメージとソーシャルメディアの研究者で『ダヴ』キャンペーンエキスパートのハンナ・ジャーマン博士。

「今回の調査結果は、一部の人にとって有益なソーシャルメディアも、場合によっては有害になることを示しています」

事実、この調査に参加した女の子の約半数は、有毒なインフルエンサーのアドバイスに従って、ボトックスやリップフィラーといった侵襲的な治療やスキンブリーチングやタンニング、まつ毛エクステや歯のホワイトニングといった美容施術を少なくとも一度は受けていた。どれも、他人の見た目を手にしたいという思いから。

「ソーシャルメディアには“完璧な”人生を送る“美しい”人たちがあふれていますが、このようなコンテンツを見れば見るほど、私たちは自分を人と比べるようになることが分かっています」とジャーマン博士。

「自分を人と比べれば、見た目やソーシャルライフといったさまざまな側面で自分がイヤになってきます。若者の大半がソーシャルメディアのユーザーであることを考慮すると、この問題を放っておくわけにはいきません」

この流れを変えるために

今回の調査では、オーストラリアの女の子の6割が非現実的な美の基準を押し付けるコンテンツから自分の身を守りたいと考えていることも分かった。そこで『ダヴ』は摂食障害やボディイメージに悩む若者をサポートする慈善団体『Butterfly Foundation』と手を組んで#DetoxYourFeed(あなたのフィードをデトックス)キャンペーンを立ち上げ、親や保護者が子どもたちとソーシャルメディアの危険性について話し合うためのステップをまとめた動画とダウンロード可能なガイドブックを作成した。

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「私たちの使命は子どもたちを勇気づけ、自分の美の基準を自分で決めてもらうこと。そして、ソーシャルメディア上の誰かのようにならなければというプレッシャーから自分を解放してもらうことです」と話すのは、『ダヴ』オーストラリアでマーケティングマネージャーを務めるクリスティーン・ウェザビー。

「子どもたちには、大人になる過程で健全なボディイメージを身に付けてもらいたい。だからこそ私たちは、それを促すために必要なツールを親やヤングケアラー、教育者に提供したいと思っています」

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Alix Nicholson Translation: Ai Igamoto

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