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アトピーと向き合う母。大事なのは薬?それとも除去食?|神辺先生の当直ごはん

  • 2023.4.11
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子どもに何か病気が見つかったら、できるだけ早く治してあげたいですよね。ときにはその治療方法、方針をめぐり、医師のやり方に納得できないこともあるかもしれません。今回紹介するエピソードでは娘のアトピーに対し、ステロイド薬を使用したくない母と、今最善であろう治療を受けさせたい医師の姿が描かれています。この記事では、ちんねんさん、能一ニェさんによる漫画作品『神辺先生の当直ごはん』(KADOKAWA)電子書籍をご紹介する、試し読み企画をお送りします。※本記事は『神辺先生の当直ごはん』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

あかりの母親はアトピーについて勉強し、ステロイド薬も試したうえで、より効果を感じた食事でのアトピー改善を目指したいと考えています。あかりはそんな母を信頼しているように見えますが、一方でクラスの子の彩り豊かなお弁当と自分のものを比べ、劣等感を持っているようにも読み取れます。

医師から提案されるステロイドによる治療に納得できない母親。新米医師の平野も「手ごわい」と表現します。医師と患者の母親で治療に対する考え方が違うとき、どのように子どもの病気と向き合っていくのでしょうか。気になる展開ですね。

医療を通じて親の思いに向き合う作品

神辺先生の当直ごはん第14話「命を作るもの」では、肌に塗るステロイド剤や、アレルギーに関するお話が描かれます。アトピー性皮膚炎と診断されている娘・あかりの母親は、ステロイド剤を塗っても思うように症状が回復しないことを不安に感じていました。そして、母親の判断でステロイドを塗る治療をやめ、卵や牛乳を食べさせない「除去食」を独自に始めることに。

そんなある日、あかりは喘息の発作を起こし救急受診することになってしまいました。医師はステロイドの必要性を母親に理解してほしいと考えますが、母親は「ステロイドは効かなかった」という思いから医師の説明を受け入れられません。一方、医師が勧める治療を受けさせない自分が「医療ネグレクト」だと思われているのではという不安も抱えています。

本作では、こうした親の思いに向き合い、不安をくみ取りながら適切な治療につなげていく医師の姿が描かれます。医師と親、子どもの健康を思う両者がどう同じ方向を向いていくのか、やり取りに注目しながら読みたい作品です。

『神辺先生の当直ごはん』電子書籍も発売中

神辺先生の当直ごはん
神辺先生の当直ごはん

神辺先生の当直ごはん

¥726〜(楽天市場)

出版:KADOKAWA 著者:ちんねん,能一ニェ

「好き嫌いしないでなんでも食べないと
大きくなれないよ」なんて言う立場の小児科医。
だけど、そんな先生たち自身は
自分たちが食べるごはんもおろそかにしがちで…?
多忙のあまりに自分を見失いそうになっても
明日への活力を養うごはんが必要。
だから――神辺先生は今日も当直室でごはんを作る!


「辛いとき、しんどいとき。
必ず効くのは温かい好物」

さて、神辺先生の今日のごほうびごはんは…?
本格小児医療×グルメ漫画、第3巻!

著者:ちんねん,能一ニェ
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著者:こびと

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