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<毒親との20年間>「楽しそうね」初めてできたボーイフレンドと遊んでいると、母親が近づいてきて

  • 2023.4.11

幼いころから母親の言うままに、母親のレールの上を走り続けていたしろみさん。そんな環境で育った彼女は、いつしか周りにすぐ流され同調し、自分の意思をもはっきり言えなくなっていました。しろみさんはそんな自分の生き方に疑問を抱きつつも、母親に特に反抗することもなく、ありのままの状況を受け入れて成長していきます。これはそんなしろみさんと母親の20年に渡る物語です。母の希望で飼うことになったゴン太は、力が強いハスキー犬。母親は一度散歩しただけでその大変さに気付き、散歩係をしろみさんに押し付けます。ところが大人でもリードを引っ張られるほど力が強いため、子どものしろみさんはゴン太に引きずり回されてしまうのでした。

ゴン太の散歩から傷だらけで帰っても、心配すらしてくれない母親。それどころか、泣いているしろみさんを責めるような物言いに、しろみさんはまたもや母親に何も言えなくなってしまうのでした。

6年生になっても母親が決めたルールは変わることはなく…

しろみさんの家では何をするにも母親の許可が必要。テレビを見ることも、音楽を聴くことも自由にできず、次第にクラスメートの話題についていけなくなってしまいます。

そのため、学校では読書をする機会が多くなったしろみさん。

ある日、いつものように本を読んでいると、小学生とは思えない見た目の男の子・チャラ男に話しかけられました。


どうやらチャラ男はしろみさんのことが好きな様子。

「お前のことが好きなんだけど」

そう言うと、告白の返事も聞かずに、しろみさんを彼女と公言して回ります。そしてこの日からしろみさんはチャラ男と行動をともにすることになるのでした。


見た目に反してチャラ男はやさしくしろみさんに接します。そんなチャラ男に、最初は警戒していたしろみさんも、次第に心を許すようになったようですね。

家で気が抜けない分、チャラ男の存在はしろみさんにとって唯一の心の支えだったのかもしれません。


見た目で人の良さは決まらないもの。しろみさんのように偏見を持たずに、純粋な心で人と付き合っていけるといいですよね。


著者:マンガ家・イラストレーター しろみ

自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

ベビーカレンダー編集部

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