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小型ロボットが「森の中」を群れるように動く 日本科学未来館の新展示

  • 2023.4.10
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光の同期現象から制作された約30台の小型ロボット
光の同期現象から制作された約30台の小型ロボット(J-CASTトレンド)

日本科学未来館(東京都江東区)は、2023年4月21日、常設展示「零壱庵」で新展示「ちいさなロボットたちがこだまする森」を公開する。

1日を約10分間の演出で構成

メインとなるのは、小型の群ロボットのインスタレーション作品「Lasermice dyad(レーザーマイス ダイアド)」。アーティスト・菅野創さんが、ホタルなど群生する生物に見られる同期現象に着想を得て制作したものだ。菅野さんは、テクノロジーの進化や変化がもたらす事物の本質的な変化に、自覚的に新しい視点をもたらすような作品を制作しており、近年はロボットを用いた作品が多い。

約30台の小型ロボットが発するレーザー光などを通じて、互いの光や動きに影響を与え合いながら、森に見立てた展示空間を群れるように動き、架空の森で暮らす様子を演出する。

前作「Lasermice」で登場した緑のレーザーに、今回赤のレーザー光が追加された。発表資料によると、各個体の発する光や音が同調したり、多数派や少数派といった関係性が生まれたりするなど、約10センチのロボット同士がより複雑に影響しあう様子を見ることができる。

1日を約10分間の演出で構成しており、夜になると「Lasermice dyad」の動きが緩やかになるなど、新たなチューニングが加わっている。

日本科学未来館の開館時間は、10時~17時。入館料は、大人630円(税込)、18歳以下210円(同)だ。

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