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歌舞伎エディター・新居典子の1泊旅。“はじめての歌舞伎”にハマる!日本一優美な芝居小屋で観劇体験

  • 2023.4.10
熊本 芝居小屋〈八千代座〉

熊本/山鹿市

“はじめての歌舞伎”にハマる!
日本一優美な芝居小屋で観劇体験

歌舞伎に出会い人生が豊かになった私。「歌舞伎は初めて」という人にこそおすすめなのが、芝居小屋での観劇旅です。別格は明治43(1910)年開館、熊本・山鹿の〈八千代座〉。

衣擦れの音が聞こえるほど演者と観客が近い空間で、国宝級スターの芝居を観る。あの身震いするような興奮を知ってしまったら、もう歌舞伎から逃れられない!

1日目は奈落などの舞台裏見学と観劇後、隠れ家喫茶〈タオ珈琲 山鹿店〉で感動をしみじみ反芻。夜は〈清流荘〉で山鹿温泉三昧とまいりましょう。翌日は安藤忠雄の〈熊本県立装飾古墳館〉や役者御用達の〈さいとう精肉店〉の桜肉を。

熊本 芝居小屋〈八千代座〉
天井広告も鮮やかな芝居小屋〈八千代座〉。22年5月は坂東玉三郎、6月は若手、中村児太郎らの公演も。

SCHEDULE

1日目

09:50 阿蘇くまもと空港着。レンタカーで山鹿へ。
10:50 坂東玉三郎が復興に尽力した〈八千代座〉へ。奈落からセリ上がる花道の仕掛け“スッポン”など舞台裏を見学。
12:00 〈ピッツェリア ダ ツルバラ〉で石窯ピザを食べ、レトロな洋館や骨董屋を散策。
14:00 〈八千代座〉で観劇。
17:00 〈タオ珈琲 山鹿店〉で観劇の興奮を鎮める。
18:30 山鹿温泉旅館〈清流荘〉に宿泊。檜風呂、露天風呂、岩風呂などで疲れを癒やす。

2日目

10:00 歴史的木造温泉施設〈さくら湯〉で朝湯。
12:00 スペイン料理〈サグラダ〉でランチ。
14:00 〈熊本県立装飾古墳館〉で、彫刻や絵画が施された4~7世紀の“装飾古墳”を見ながら、広大な敷地をウォーキング。
17:00 〈さいとう精肉店〉で桜肉を買い、空港へ。

profile

歌舞伎エディター・新居典子

新居典子(歌舞伎エディター)

にい・のりこ/コクーン歌舞伎で開眼し「伝統芸能は最初の体験が肝心」と実感し20年。演者からの信頼も篤い。著書『図解 歌舞伎入門』(世界文化社)。

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