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大切なあの人と見たい。日本国内で観られる光の絶景「灯篭流し」12選

  • 2023.4.9

日本の夏の風物詩ともいえる灯篭流し。死者や先祖様を弔うため灯篭を海や川に流す日本伝統のお祭りです。美しく輝く灯篭が水面を流れる景色は心に焼き付くほど美しい光の絶景。大切な人と日本の美しい光の絶景を見に出かけてみてはいかがでしょうか。(なお情報は記事更新時点のものです。詳細は公式サイトなどで事前にご確認ください。)

灯篭流しとは?

灯篭(とうろう)流しとは、死者の魂を弔うために灯篭を川や海に流す日本の伝統のお祭りのこと。日本国内ではお盆の時期に行われることが多いです。ゆっくりと流れる灯篭の光が水面に反射する様子がとても美しい日本の光の絶景なんです。

タイのコムローイ祭りや、台湾のランタン祭り、ベトナムのランタンなど世界中の光の絶景が話題になっていますよね。海外のお祭りは行きたくても距離の問題や時間の問題でなかなか簡単には行けないもの。だからこそ、今年の夏は日本の伝統の光の絶景、灯篭流しを経験してみてはいかがでしょうか?

1. 嵐山灯篭流し / 京都

1つ目に紹介する日本国内で見られる光の絶景は、京都嵐山で毎年8月16日に行われる「嵐山灯篭流し」です。嵐山の中之島公園で行われるこの祭りは、故人を供養するための灯籠流し。観光客も参加することができます。

たくさんの人の想いを乗せた灯篭が輝く様子がとっても美しいんです。灯籠は、観光客でも購入すれば流してもらうことができます。8月に京都を訪れた方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。京都観光を楽しんだ後は幻想的な夜が過ごせそうですね。

スポット詳細

嵐山公園 中之島地区

2. 広沢池灯籠流し / 京都

京都の右京区嵯峨にある「広沢池」では、京都の「五山送り火」の一つである「鳥居型」の送り火を背景に、美しい灯籠流しが開催されます。「五山送り火」で有名なのは「大文字焼き」ですが、こちらでみられる「鳥居型」はさらに幻想的でとってもおすすめ。

優しく燃える鳥居をバックに、流れる灯篭を見ることができます。色とりどりの灯篭がゆっくりと流れてくる様子、暗闇の中ぼんやりと光る姿はとても幻想的。静けさも相まって穏やかな気持ちになれますよ。

スポット情報

広沢池

3. 宮津燈籠流し花火大会 / 京都

京都府宮津市の海辺で見られる灯籠流しがこちらの「宮津燈籠流し花火大会」です。宮津湾で行われるこちらの灯籠流しは、迫力満点の花火とともに楽しめる「火の祭典」。約3,000発の花火とともに、美しい灯籠流しを楽しむことができるんです。

こちらはなんと、「日本三大燈籠流し」の一つなんです。江戸時代から続く伝統行事が今尚続いているのはすごいですよね。灯籠流しと花火大会の他に、盆踊り大会も開催されています。大盛り上がりの一大イベントに、ぜひ足を運んで見てくださいね。

スポット情報

島崎公園

宮津燈籠流し花火大会

4. ピースメッセージとうろう流し / 広島

次に紹介する日本国内で見られる光の絶景は、広島県で毎年行われている「ピースメッセージとうろう流し」です。毎年8月6日に広島で平和を願って行われるこの祭り。色とりどりの灯篭が元安川に流されます。こちらでは戦争の犠牲者を想いながら、自分の手で灯篭を流すことができる「手流し流灯」もできます。

原爆ドームから元安橋付近で行われる灯篭流し。手流しを選択しなければ、船の上から主催者の方が代わりに灯篭を流してくれるんだとか。慰霊のための音楽が流れていたり、ゆったりとした川の流れを眺めながら、戦争の日と平和を想う一夜を過ごすことができます。

スポット詳細

元安橋

5. 永平寺大燈籠ながし / 福井

続いてご紹介する日本国内で見られる光の絶景は、福井県の「九頭竜フェスティバル」内で行われる「永平寺大燈籠ながし」です。日本夜景遺産の「歴史文化遺産」にも認定された日本国内でも最大級の灯篭ながし。その様子はまさに「光のパレード」です。

灯籠は、亡くなられた方を供養するための「供養灯籠」と、願い事を書くことができる「願い灯籠」の2種類。当日受付した「願い燈籠」は自分で流すことも。大施食法要を間近で見ることのできる特別席は7月中に完売してしまうこともあるので、早めに予約するのがおすすめ。

スポット詳細

九頭竜川

6. とうろう流しと大花火大会 / 福井

福井県敦賀市にある「気比の松原海岸」で毎年行われる「とうろう流しと大花火大会」は、とてつもない大迫力のイベントになっています。約6,000個の灯籠が日本海に流れる中、なんと13,000発の花火が打ち上がります。驚くほど美しい景色を見ることができますよ。

こちらの花火大会は、日本海側最大級なんだとか。ゆったり流れる灯籠と花火のコラボレーションは、見るものを圧倒します。花火も水上花火や水中花火など種類が多く、音楽とともに打ち上がる様々な花火が楽しめるのでおすすめです。

スポット情報

とうろう流しと大花火大会

7. 富士河口湖灯籠流し / 山梨

続いて紹介する日本国内で見られる光の絶景は、「富士河口湖灯籠流し」です。毎年8月16日に開催されています。入場料は無料、そして受付をすればなんと無料で灯篭流しに参加することができます。またこちらでは、当日の昼から灯籠にお絵かきができるワークショップなども開催されています。

心を運びたい大切な人や、先祖様に向けて思いを届ける灯篭流し。なかなか経験することが出来ない美しい夜の景色が間近でみることができます。大切な人への想いを灯篭へ託してみてはいかがでしょうか。ぜひ家族で訪れてみてください。

スポット詳細

河口湖

8. 加賀友禅燈ろう流し / 石川

続いてご紹介するのは、「加賀友禅燈ろう流し」です。こちらは、人気観光スポットであるひがし茶屋街からすぐ近くの浅野川で行われる灯篭流しです。毎年6月上旬の開催で、「百万石まつり」のメインイベント「百万石行列」の前夜に開催されます。

浅野川の清流を暖かな灯りが流れる様は幻想的ですよね。城下町である金沢ならではの情緒深さも感じられます。カメラを持った観光客や地元の方々が多く訪れる、人気のイベントになっています。

詳細情報

梅ノ橋

9. 広瀬川灯ろう流し / 宮城

開催日:2023年8月20日(詳細未定)

次にご紹介する日本国内でみられる光の絶景は、宮城県の広瀬川で毎年8月20日に開催される「広瀬川灯ろう流し」。故人を偲ぶことはもちろん、家内安全を願うためであったり、心を落ち着けるためであったりと一人ひとりの心に寄り添って灯篭を流すことを大切にしています。

灯篭流しはもちろん、フィナーレには花火が行われるので夏の終わりに夏の風物詩を味わうことが出来るイベントです。ミュージシャンによるライブなども行われます。大切な人と見たい美しい景色ですよね。

スポット情報

広瀬川

10. 野川灯籠流し / 東京

続いて紹介する日本国内で見られる光の絶景は、毎年8月に東京都調布市・野川で行われる「野川灯籠流し」です。東日本大震災の犠牲者を追悼する灯籠流しで、調布の夏の風物詩ともいえます。色とりどりの灯籠が、穏やかに流れていきます。

灯篭の申込金の一部を東日本大震災の復興支援として寄付もしているこの灯篭流し。神社やお寺だけでなく、地元のカトリック教会なども参加しているそう。東京都内で灯籠流しが行われる数少ないスポットです。カラフルな灯篭が夜の野川を照らす景色がとっても美しいです。

スポット詳細

御塔坂橋

11. 浅草夏の夜まつり とうろう流し / 東京

スカイツリーの麓でも、灯籠流しが行われていたのをご存知でしたか?隅田川沿いの「吾妻橋親水テラス」から灯篭を流すことができる「浅草夏の夜まつり とうろう流し」。昭和の中ごろまで行われていた伝統行事を、最近になって復活させたイベントです。

開催日は毎年8月中ごろ。夏の風物詩を一目見ようと、多くの人が集まります。また、外国人観光客からも人気のイベントなんだそう。事前申し込みをすれば、誰でも灯篭を流すことができるので、ぜひ参加してみてくださいね。

スポット情報

隅田川

12. 納涼の夕べ / 東京

続いて紹介するのは「納涼の夕べ」。都内屈指の桜の名所である皇居のお濠、”千鳥ヶ淵(ちどりがふち)”にある「千鳥ヶ淵ボート場」で、毎年7月下旬に開催されます。千鳥ヶ淵が灯ろうのオレンジ色に照らされるとても幻想的なイベントです。

開催場所がボート場であることから、ボートに乗ってそこから灯ろうを流すこともできるんです。抽選が行われるほど人気なんですよ。灯ろう流しを間近で見ることのできる貴重な機会です。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

詳細情報

千鳥ヶ淵ボート場

13. 福島とうろう流し花火大会 / 福島

最後に紹介するのは「福島とうろう流し花火大会」。福島駅近くにある阿武隈川の県庁裏河畔で行われます。こちらのイベントは昔から続く、福島の夏の風物詩的なイベント。灯ろうと花火の美しい光景はこの夏の素敵な思い出になるでしょう。

色とりどりのとうろうが川を流れ、その上の空には花火が打ちあがります。花火は迫力満点。カラフルなとうろうと鮮やかな花火のどちらもフォトジェニックですよ。

詳細情報

阿武隈川

美しい“光の絶景”を見に行こう。

いかがでしたか?日本国内で行われる灯篭流しのイベントをご紹介しました。夏の終わりに行われることが多い灯篭流し。今年の夏こそ先祖様や大切な人への想いを灯篭に乗せて運んでみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいね。(なお情報は記事更新時点のものです。詳細は公式サイトなどで事前にご確認ください。)

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