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「そんなに怒ること?」ちっがーう!お互いの食い違いでデート中、大喧嘩に!?

  • 2023.4.8

私が22歳のとき、遠距離恋愛で付き合った彼。数カ月に一度しか会えない彼とのデート日に限って、生理痛が悪化。付き合いたての私の複雑な乙女心と鈍感な彼との初喧嘩に発展して……!?

彼好みの服を着て行ったものの…

その日は、彼と横浜中華街でデートをする予定でした。冬の寒い日でしたが、彼は女の子らしい服が好きだったため、私はミニスカートにブーツをはいて気合を入れた格好で待ち合わせ場所に向かいました。

しかし、案の定待ち合わせ場所から中華レストランまでの道中はとても寒く、体はキンキンに冷えてしまいました。このとき、スカートの下はタイツではなくブルマとニーハイソックスをはいていただけだったため、余計に体が冷えてしまったのです。

生理中だったため、おなかがズキズキと痛くなり、もともとの猫背をさらに丸めながら歩いていました。

回転式テーブルで喧嘩に!?

中華レストランでは、回転式テーブルの席に案内され、2人で料理を分けて食べる形式でした。食事が始まっても生理痛はおさまらず……。それでも、なんとか耐えながら食事をしていました。

私は生理中に下痢をしやすいタイプで、それが心配で生理中はあまり多く食べることができません。さらに、料理を残したくなかったこともあり、少しの量しかお皿にとりませんでした。

すると、少ししか料理をとらない私に気をつかってか、私の目の前に料理がくるように彼が回転式テーブルを何度も回してくるのです。

ちょうどそのとき、私のおなかの痛みはピークに!

彼に「トイレ」とひと言だけ伝え、焦ってトイレへ向かいました。そして私がトイレから戻ると、彼が「そんなに怒ることだった? 太ってないから、ごはんをたくさん食べても大丈夫だよ」 と言い始めたのです。見当違いなことを言う彼に「なんで察してくれないの?」という生理中のイライラが爆発してしまって……。

彼の神的ひと言

私は彼の言葉を無視して無言で料理を食べ終えました。レストランを出てから、先ほどの態度を反省した私は、半べそをかきながら早口で 「実は今日、生理でおなかが痛かったんだけど、恥ずかしくて言えなかったの」と、彼に事情を話すことに——。

すると彼は、目を丸くして「ごめん、全然気づかなかった。今日は普段より機嫌が悪くて、まるで猫みたいだなって思ってたよ。これからはデートの前に言ってほしいな」と言ってくれたのです。

さらに、生理だと言い出しづらい私に「(生理でつらい日のことを)猫の日ってどう? この言葉なら恥ずかしくないでしょ。今日は、体調悪いのにきてくれてありがとう。無理せずに今日は帰ろう」と、やさしい言葉をかけてくれたのです。

この言葉で、私は肩の力が一気に抜けた気がしました。

お互いの性格をよくわかっていないがゆえの誤解が招いた喧嘩でした。遠まわしの察してほしいという待ちの姿勢ではなく、ストレートに早く伝えればよかったなと強く思いました。最近は、彼が生理周期も把握してくれているので、安心して接することができています。

著者/伊東理恵子
監修/助産師 松田玲子

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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