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保険適用外がデフォ!? 子どもの「歯科矯正」の治療費に関するポイント

  • 2015.12.1
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【ママからのご相談】

こんにちは。6歳の娘のことで相談させてください。遅ればせながら、最近ようやく乳歯(前歯)が抜け替わり始めました。うちは私も旦那も歯並びが悪く、二人とも子どものときに矯正してなおしたので、 多分娘も歯並びが悪い可能性が高いです。とはいえ、私たちが矯正したのはうん十年も前。現在の歯の矯正について、方法、費用や注意点、開始時期や病院の選び方など教えてください。

●A. 今回は歯科矯正治療の費用についての基本をご説明します。

こんにちは、ご相談ありがとうございます。歯科衛生士の鈴木ハナコです。

歯科矯正治療の治療費はほとんどの場合健康保険がきかず大変高額となります。今回は歯科矯正治療の費用に関してその注意点なども含めましてご説明させていただきます。

●最大の注意点! 矯正治療は健康保険が適用されない?

矯正治療はほとんどの場合健康保険が適用されません。健康保険が適用対象なのは先天性の病気や、顎の変形が顕著な症例など特殊な場合で、治療できる医療機関も限られるような症例がメインです。全額自己負担となるために高額な治療費がかかります。

●具体的な金額と、補助制度、支払いについて

歯科の矯正はおおむね70~100万程度で、本当にさまざまな症例と治療方法があるので金額に大きな開きがあります。また、健康保険の利かない自由診療であるため治療を行う歯科医院によっても金額にばらつきがあります。

しかし、美容目的でない場合には医療費控除を受けられる可能性があります。たとえばお子さんの口の中の発育を助ける目的などであればOK。

残念ながら成人では医療費の控除ができない場合が多いようなので、矯正治療を行う担当医に確認しましょう。医療費控除は所得や医療費の額に応じて戻ってくるお金が変わりますので、受診した医療機関の領収書は必ずとっておき、税務署などに詳しく話を聞いてみるといいでしょう。

支払いに関してはカード払いや歯科医院独自に分割払いを適応できるところもあるのであらかじめ確認が必要です。

見積もりをしっかりしてもらい、追加料金はないか、どんな制度が適応できるかなど、金額的なことはしっかり話をして疑問を残さないようにすることが大切です。

●その他注意点

矯正治療は、治療内容によっては長期間通院しなければならないことも多く、転居の予定のある方は注意が必要です。

転居の際、治療途中で転医した場合は費用が一部返ってくることがあっても、ほとんどの場合それを転医先で引き継ぐことはできません。転医の際、返金があるのか、支払いはどうなるのかなどトラブルを防止するためにも契約する際にしっかりと書類に目を通すことが大切です。

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いかがでしたか。治療開始の前にしっかりと確認したい、歯科矯正治療の費用についてご説明しました。参考になれば幸いです。

【参考リンク】

・さまざまな矯正治療の方法 | 矯正治療の基礎知識(http://www.kyousei-jiyugaoka.com/cont/kiso2.html)

●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)

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