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「単刀直入」はなぜ前置きがないことを意味するの?その由来や類義語についても解説!

  • 2023.4.8

前置きがないことを「単刀直入」と表現します。 特に遠回しでなくいきなり本題に入ることを言います。 しかし、なぜそれを「単刀直入」と表現するのでしょうか。

今回はそれら「単刀直入」について解説します。 ここではその言葉の意味や由来、語源について説明します。

「単刀直入」とは

まずは「単刀直入」の意味について見ていきましょう。

「単刀直入」の意味

「単刀直入」とは前置きがないことを意味します。 特に遠回しでなくいきなり本題に入ることなどを言います。 つまりは前触れなどもなく要点を突くことを言った四字熟語となるわけです。

近年ではすぐ話の本筋に入ることを意味することが多いです。 なお、直接問題点に触れるようなことも意味することがあるので、そこは使用する状況で変わってきます。

「単刀直入」の用い方・例文

ほとんどの場合「単刀直入」は「単刀直入に話を切り出す」のように使用します。

このように核心を突くような物言いをすることを言います。 これらは「単刀直入に問いただされる」のようにも使用でき、自分の立場でも相手の立場でも使用可能です。

とにもかくにも最初から本質を突くようなことを意味する表現だと言えるでしょう。

「単刀直入」の由来

では「単刀直入」とはどこから来た言葉なのでしょうか? ここではその由来や語源についてまとめます。

単刀とは

「単刀直入」に関しては分解して意味を紐解くのが良いです。

「単刀」とは単騎の刀のことを意味しています。 「直入」とは直に入れることを意味しています。

つまり「単刀直入」はもともと刀などに関係する言葉だったということがわかります。

由来は南宋時代の書物の言葉から

「単刀直入」とは古代中国の書物「景得伝灯録」や「五灯会元」から来ているとされています。

本来、これらの言葉は1本の刀を握り締め、1人で敵陣に切り込むことを意味する言葉でした。 特に戦場に単身で乗り込んでいくような様子を表した表現だったとされています。

それが次第に直接切り込むという意味で使用されるようになったのだとか。

その結果、いきなり突入するという意味が生じたとされます。 転じて、すぐに要点に入るようなことを言うようになったのではないかと考えられています。

「単刀直入」の類義語

最後に「単刀直入」の類義語についても見ていきましょう。

ストレートな物言い(直球を投げる)

「ストレートな物言い」とは表現が率直な話しぶりのことです。

回りくどい表現をせずに思ったことを言うことを指します。 それら真っ直ぐに話を進めるところが「単刀直入」と似ているのではないでしょうか。

歯に衣着せぬ

「歯に衣着せぬ」とは言葉を飾ることなく率直に意見を述べることです。

中でも遠慮などをせずにはっきりとした物言いのことを意味する言葉となっています。 それら相手に配慮せずに核心を突くところが「単刀直入」と同じと言えるでしょう。

簡明直截

「簡明直截」とははっきりしていて回りくどくないことです。

「簡明」も「直截」もすっぱりとした様子を意味する言葉とされています。 これらはどちらも同じ意味の熟語を重ねて強調した四字熟語の1つとなっています。

それらすっぱりとした物言いをするという点が「単刀直入」に通ずるのではないでしょうか。

まとめ

「単刀直入」は前置きがないことを言った言葉です。 特にいきなり核心を突くような状況を指した言葉となります。 これらはもともと刀を持って単身乗り込む様子から生まれた言葉だそうです。

近年は本筋に切り込むような状況で使用するので、ぜひ日常会話にもうまく取り入れてみましょう。

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