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ヒリリと辛味が効いた"きのこ鍋四川風"

  • 2023.4.8

花椒の心地よいしびれが最高に旨い。ふくよかな甘味の紹興酒をお燗にして。京都の老舗中華料理店からキャリアをスタートした料理家・今井亮さんの、酒が進んで困るつまみをご紹介します。

ヒリリと辛味が効いた"きのこ鍋四川風"

■“きのこ鍋四川風”のつくり方

ラー油の辛味と花椒のしびれ感で体が熱くなる。きのこと豚肉の旨味でスープに奥行きのある味。少人数分ささっとつくれるのもうれしい。

おいしく飲むコツ!
豆板醤をしっかり炒めることで香りと辛味を引き出す。香りも重要なおいしさの素なので丁寧に炒めよう。炒めもの不可の土鍋を使うときは、プロセス3までフライパンで調理してから鍋に移す。


◇材料 (2人分)

豚バラ肉:100g(薄切り)
椎茸:3個
しめじ:100g
舞茸:100g
えのき茸:100g
にんにく:1片分(みじん切り)
花椒:大さじ1(粒)
豆板醤:小さじ1
サラダ油:大さじ1
A :
・ 水:2カップ
・ 醤油:大さじ1/2
・ 紹興酒:大さじ1
・ 塩:小さじ1/4
ラー油:大さじ1~2


(1)下ごしらえ
椎茸は石突きを落とし薄切り、しめじ、舞茸はほぐす。えのきは根元を落とし、2等分に切る。豚肉は幅5cmに切る。

(2)炒める
鍋に油を熱し、中火で豚肉を炒める。色が変わったらにんにく、花椒、豆板醤を加えて炒め合わせ、全体がなじんだらきのこを加えてさっと炒める。

炒める
炒める

(3)仕上げ
Aを加えて煮立て、蓋をして3~4分煮る。仕上げにラー油をかける。

完成
完成

――教える人

「今井 亮 料理研究家」

京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。


※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。

取材:田中鮎美 撮影:神林 環

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