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銀行の金庫がカフェに大変身。兜町の新名所〈BANK〉|斉藤アリスのコーヒースタンド探訪

  • 2023.4.7

カフェ好きで知られるモデルの斉藤アリスの連載がリニューアル!今度は「コーヒースタンド」をテーマに、気になるお店をご案内します。

目印は樹齢1,000年のオリーブの木。
店前の看板。
ビストロ〈Bistro yen〉。

日本橋と茅場町の間に位置するエリア「兜町(かぶとちょう)」では現在、街の再開発が進んでいます。たくさんの新スポットが続々と誕生するなかでも、見逃せないのは2022年12月にオープンした複合施設〈BANK〉。その名の通り、銀行だった建物を大規模改修した施設です。

カフェは階段の下。
カフェ内観。
ショップカードはお札のデザイン。

1階と地下1階部分に、ビストロ、ベーカリー、カフェ、フラワーショップという4つのお店が入っています。この日わたしが訪れたのは、地下1階にある〈coin〉。カフェ兼インテリアショップです。もともと金庫だったという分厚いコンクリートの壁に囲まれ、ずっしりと重厚な雰囲気を醸し出しています。

お邪魔しまーす。
キャンドルや花瓶の販売も。
このティーポットかわいい。

店内のテーブルや棚には、アンティークの食器やキャンドル、タオル、靴下などの雑貨がずらり。気に入ったものがあれば、購入することができます。カフェで使われているティーポットやカップと、同じ作家さんの作品も売られていました。

カフェのとなりにはお花屋さん。
オリジナルプロダクト「petal」。
カフェ内観。

カフェの隣にはフラワーショップ〈fete〉があります。天井から吊るされた大振りのドライフラワー装飾がかっこいい。私が手にしているのはオリジナルプロダクト「petal」。シャーレの中にドライフラワーとアロマバーが入っていて、アロマオイルを垂らして香りを楽しむことができます。ミモザ、チューリップ、ラベンダーなど、組み合わせ色々で選ぶのも楽しい。

〈Raw Sugar Roast〉のコーヒー豆。
抽出器具は〈Goat Story〉の「GINA」。
オリジナルブレンドは浅煎り。

コーヒーはバリスタさんが一杯ずつハンドドリップしてくれます。マネージャーの井原 彩さんに淹れていただきました。経堂のスペシャルティコーヒー専門店〈Raw Sugar Roast〉の豆を使用。ここでしか飲めないcoinのオリジナルブレンドは、浅煎りを飲み慣れていない方でも飲みやすいよう、華やかでバランスのいい味わいに。

キャロットケーキとコーヒー。
いただきまーす。
しっとり感がたまらん。

カフェでは兜町のパティスリー〈ease〉の大山恵介シェフ監修のケーキやマフィンをいただけます。コーヒーのお供に選んだのは、一番人気のキャロットケーキ。マンゴーなどのドライフルーツとナッツがたくさん入っていて食べ応えあり。このしっとり感、病みつきになります。

(中央)「あんバター」400円。
「クイニーアマン」400円。
ベーカリー内観。

帰り際に1階のベーカリー〈Bakery bank〉でパンを買って帰ることに。こちらも〈ease〉のパティシエ大山恵介さんが監修をしています。「あんバター」400円、「ローズマリーとトマトのフォカッチャ」440円、自家製の発酵バターを使った「クロワッサン」400円をお持ち帰り。焼き上がったばかりのクイニーアマンも気になる!食に雑貨にお花に、楽しすぎる空間でした。

〈BANK(バンク)〉

東京都中央区日本橋兜町6-7 兜町第7平和ビル1F・B1
050-3593-0834
11:00〜21:30(LO21:00)
火水休

趣味は世界のカフェ巡り。これまで訪れた10カ国と日本全国のお気に入りカフェ107軒を紹介した書籍『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』(枻出版)が発売中。

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