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<料理をしない母は毒親ですか?>八つ当たりをしてごめんね。娘の願いを叶えようとするも驚愕の展開に

  • 2023.4.7

小学生の娘とサラリーマンの夫を持ち、スポーツクラブで受付スタッフをしながら生活しているあみさん。育児も家事も得意ではないけれど、家族のために作る料理だけは唯一頑張ろうと決めています。料理はあみさんにとって、母との悲しい記憶と人が生きるための力の源という二つの側面を持っていました。ある雨の日、憂うつな気持ちから娘に八つ当たりしてしまったあみさん。親子の仲直りの口実も、やっぱり料理でした。

雨も上がって落ち着いてきたあみさんは、罪悪感から娘にお菓子作りを提案します。

やっぱり料理は魔法みたい!

雨上がりの空を見ながら、八つ当たりしてしまった娘のことが気になったあみさん。お菓子作りを提案し、仲直りに努めます。親子それぞれのパフェを完成させて食べると、気分も上がってくるのでした。

そんな中、ふと目に留まった、娘が楽しそうに動画を観ていたタブレット。何を観ていたのか尋ねると、娘はあみさんへうれしそうにピアノの動画を見せてくれました。ピアノをやりたいという娘に、父への思いを我慢した自分と同じような悲しい気持ちにさせたくないと思ったあみさんは、ピアノを買うことを決意。同時に、娘に対する自分の行動と、かつて母が自分に対してとった行動を比べ、母は愛してくれていたのだろうかと寂しい気持ちになったのでした。

遠い昔に別れた母でしたが、あみさんの行動や考え、気持ちの端々に、やっぱり母の存在がちらついてしまうようです。

どんなに悲しい思い出ばかりだったとしても、肉親との記憶が子どもの根底には存在し、離れないものなのでしょう。そう考えると、子どもに対する親や大人の行動は、どんな些細なものであれ強く影響するのだから、真摯に対応していかなければいけないという気持ちになりますね。

作画:松本麻希


著者:ライター あみ

フリーライター。食育インストラクター。母の手料理をほとんど食べることなく育つ。ウェブ、情報誌等で料理や栄養関係の記事を執筆している。インスタグラムで食の情報を発信中。

ベビーカレンダー編集部

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