小4で上級生から体を触られた…つらい経験を漫画にしたママが伝えたいこと

わが子にはいつまでも健康で幸せでいてほしいですよね。大切なわが子がもし心に傷を負ったら、皆さんはどのように思うでしょう。考えただけでもつらい気持ちになりますよね。今回ご紹介する作品はちくまサラさんが経験された内容を描いたものです。心に深い傷を負ったちくまサラさんの心情がとても丁寧に描かれています。わが子を守るためにも、ぜひ読んでほしい作品です。『10歳で性被害に遭った話』をご紹介します。

4年生で負った深い心の傷

ちくまサラさんはこのころ、小学4年生でした。ちくまサラさんは放送委員に入ります。放送委員は4年から6年が縦割りで構成された班で放送当番をしていました。

この放送委員にいた6年生のY。彼がちくまサラさんの心に深い傷を負わせます。一体何があったのでしょうか。

パワハラがエスカレートして、ついに起きた事件

ちくまサラさんは、エスカレートしていくセクハラ発言を無視し続けていましたが、ある日ついに事件は起きます。自分より上級生で体格のよい相手と二人きりのときに起きたことです。きっと恐ろしかったでしょう。

これは性暴力であり、犯罪です。ちくまサラさんは心に深い傷を一生負うことになってしまいました。昨日までの日常が一変してしまったつらいできごとだったはずです。

そして、小学生でどこまで理解してちくまサラさんにあのような行為をしたのか、Yのことも気がかりです。性の知識は正しく身につけなければ、幼い加害者が増えてしまうのではないでしょうか。

正しい性教育の大切さを知ってほしい

ちくまサラさんは親になり、大切な娘を育ています。娘には同じような思いをしてほしくないという強い思いを抱くちくまサラさん。心の傷を負いながらも、わが子のことを思うちくまさんの思いを想像すると胸がしめつけられます。性教育は、とてもデリケートで説明が難しく感じ、親としてもつい話すことを後回しにしがち。ですが、もしその間にわが子が間違った性の知識を身につけてしまうことを考えれば、優先度を高くして伝えていくべきだと思い直させられます。

ちくまサラさんが願うように、性教育は家庭でも学校でもおこないたいこと。人任せにせず、わが子に正しい知識を身につけさせることで被害者・加害者を減らしたいですね。

著者：ゆずプー