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花粉症・鼻炎にも漢方薬?タイプ別のおすすめ対策法&漢方薬をご紹介

  • 2023.4.5
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こんばんは、医薬品登録販売者の志賀美希です。今年の花粉はつらいですね。毎年つらい鼻炎の症状で悩んでいる方も多いのではないのでしょうか? 地域によって差はあるものの、2月〜4月が飛散ピークとなります。体の内側から花粉症の悩みを改善して、スッキリ快適な生活を送りましょう!

花粉症にもタイプがある!

実は鼻炎は漢方薬の得意分野なのです。鼻炎と言っても「サラサラした透明な鼻水」「黄色くネバネバした鼻水」など軽い症状からつらい症状までさまざま。鼻炎症状の改善に大切なのは“鼻の症状に合わせた対策をする”ことです。

サラサラ鼻水タイプ

サラサラした透明な鼻水、くしゃみがよく出る、体が冷えるとひどくなる、といった症状が特徴。血行不良や血不足が原因で体が冷えやすくなります。そのため新陳代謝が低下し、体内に余分な水分がたまってサラサラした鼻水やくしゃみがよく出ます。

・おすすめ対策法

このタイプの人は体をあたためることがおすすめ。生姜やニラ、ネギなどの食材をとる、マスクをして鼻や肺を直接冷やさないようにするなどしましょう。

代表的な漢方薬・・・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

ネバネバ鼻水タイプ

粘り気のある黄色~緑色の鼻水、鼻づまりで鼻水が出ない、お風呂に入ってもスッキリしない、といった症状が特徴。体に熱がこもることで鼻粘膜の炎症が強くなります。目や鼻、皮膚などに強いかゆみも出やすいです。

・おすすめ対策法

味の濃い食事や脂っこい食事、アルコールのとりすぎは体内に余分な熱をこもらせる原因となります。このような食事は控えて、消化に良いサッパリとした食事をとるようにしましょう。トマトやきゅうり、バナナなど余分な熱を冷ます食材もおすすめ。

代表的な漢方薬・・・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

鼻詰まりが強いタイプ

鼻水より鼻づまりが強い、無色~白色の粘り気がある鼻水、あたためると鼻づまりが和らぐ、といった症状が特徴。鼻づまりが起こると首肩のコリ、頭痛も起こります。

・おすすめ対策法

このタイプの人も体が冷えやすいので、体をあたためる食材がおすすめ。鶏肉やエビ、栗、シナモンなどの食材をとるようにして、生野菜やフルーツなど体を冷やす食材は控えるようにしましょう。

代表的な漢方薬・・・葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

今回ご紹介した漢方薬や対策方法は花粉だけでなく、他のアレルギー性鼻炎にも用いられます。また、漢方薬には眠くなる成分が入っていないので、仕事中に眠くなるのが困る、車を運転するといったケースにおすすめです。

漢方薬を選ぶときには、自分の体質や症状に合ったものを選ぶ必要があるので、漢方薬局で相談してみてくださいね!

書いたのは

志賀 美希(しが みき)さん

医薬品登録販売者。日本化粧品検定1級。大学卒業後、ドラッグストアにて勤務。女性が心身ともに健康で過ごせるよう、OTC医薬品や化粧品のアドバイスを行ってきた。現在はオンライン薬局YOJOで体質に合わせた漢方薬の提案をしている。

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