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39歳でまさかの妊娠、戸惑い、不安、それでも「産もう」と思った体験談

  • 2023.4.5
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この漫画の作者である坂井恵理さんの実体験を描いたこの作品は、39歳で意図せず妊娠したありのままの気持ち、姿が描かれた等身大のエッセイ漫画です。さまざまな不安を抱えながらも、出産することを決めた坂井さん。その前向きな姿に思わずクスッと笑ってしまうはず。しかし、そんな坂井さんは妊娠7か月で悲しい別れを経験してしまいます。妊娠も出産も決して当たり前のことではないということを改めて考えさせてくれる内容はきっと共感できるはず。『妊娠17ヵ月!40代で母になる!』の印象的なシーンをダイジェストでご紹介します。

更年期かと思ったらまさかの妊娠…

39歳の時、それまでにはなかった便秘や体のほてりを感じるようになった坂井さん。はじめはその症状から更年期を疑います。しかし、更年期と妊娠の症状が似ていることがわかり妊娠検査薬を使ってみると、まさかの妊娠が判明。彼と同棲はしていたものの、結婚はしていなかった坂井さんは妊娠を伝え、プロポーズも指輪も結婚式もないまま結婚することに。「父親になる覚悟がない」と弱音を吐いた彼ですが、妊娠を喜んでくれたことに坂井さんは涙しました。突然の妊娠に坂井さんはもちろん、彼もさぞ驚いたでしょうね。

妊娠・出産を「不安だらけ…」と表現した坂井さん。赤ちゃんができることで仕事や生活に変化が生まれ、やりたいことを自由にすることも難しくなる。うれしいという感情よりもまずは不安な気持ちが大きいですよね。しかし、そんな中でも「産もう」と自然に思えたといいます。病院で妊娠が確認されると、これまでと同じ景色でも子どもや赤ちゃんがよく目にとまるようになったそう。赤ちゃんという存在が自分を少しずつ変えてくれるというのは不思議でもあり、おもしろいことでもありますよね。

妊娠中の思わぬ変化

幸いにも妊娠中のつわりはそれほどなかったものの、味覚や臭覚は変化があったという坂井さん。それまで興味のなかった甘いものが大好きになり、臭いを敏感に察知するようになったそうです。他には、眠気がかなり強く、気付けば食べて寝るという生活になっていました。そのおかげなのかお肌の調子が良くなり、美肌を手に入れたというのは面白いですよね。

妊娠中の体や心の変化は個人差があり、つわりが重い人もいれば坂井さんのようにそれほどではない人もいるようです。妊娠=つわりというイメージが一般的にはありますが、つわりが軽い場合もあるというのは意外と知られていないことなのではないでしょうか。また、妊娠中の体質の変化や体重の増加もついネガティブに捉えがちですが、坂井さんのように前向きに受け止めていけるといいですよね。妊娠中はさまざまな制限があったり、我慢を強いられることもあります。しかし、楽しみなことを見つけたり、自分の変化を楽しんでいけたら有意義な時間を過ごすことができそうです。

妊娠7か月。別れは突然だった

妊娠7か月の健診で赤ちゃんの心臓が止まっていることがわかった坂井さん。少し前まで胎動を感じていたため、まさか赤ちゃんが亡くなっていたとは想像もしていなかったはず…。その場で手術日を提案され了承しますが、その日は坂井さんの40歳の誕生日でもあったそう。

病院で号泣し、自宅へ帰ってからも涙が止まらなかった坂井さん。妊娠をしたら次は出産、子育てと当たり前に続くものだと誰しも思っているはず。しかし、どれも当たり前ではないのだと実感させられます。このあと、パパになるはずだった彼への報告シーンも涙なしには読めません。

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出版:講談社 著者:坂井恵理

漫画家・坂井恵理。子どもを欲しいと思ったこともなかったのに、39歳独身にして突然の妊娠! どうする!? 親になるってどーやって!? 戸惑いながらも妊娠生活を楽しむ日々。しかし7ヵ月目、思いもかけない、胎児死亡宣告。自分が、人前で声をあげて泣けるなんて、知らなかったーーー。7ヵ月で死産→再妊娠・出産! 坂井恵理の17ヵ月にわたる長い妊娠期間に起こったこと・考えたこと。セキララに描くコミックエッセイ!

著者:坂井恵理
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著者:こびと

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