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新年度スタート!心に響く褒め方をマスターして、子どもも大人も元気で笑顔に

  • 2023.4.6

新年度が始まり、新たな環境でのスタートに不安を抱える子どもたち。たくさん褒めて自信をつけてあげたいけれど、褒めるって意外と難しい! 心に響く褒め方を専門家に聞きました。

そもそも“褒める”って何?

子どもを言葉で褒めても「響いていないな」と感じる時はありませんか。“褒める”とは表面上の言葉だけでなく、その子ならではの価値を見つけて伝えること。そのためには日常のコミュニケーションをとり、小さな成長に気づいてあげられる観察力が必要です。 日常的に褒めたりプラスの声かけをしたりしてあげる環境がベースにあれば、子どもは自分の価値に気づき、自信を持って新しい環境にも飛び込んでいけるはず。さらに、プラスの言葉をたくさんもらった子どもは、温かな人間関係を築くことができるでしょう。

出典:リビングふくおか・北九州Web
どうやって褒めたらいい?

基本の「3S」をタイミングよく 良い行動をした時や成長を感じた「その瞬間」に褒めるのが効果的。さらに、「うれしいよ、ありがとう」などの“I(アイ)メッセージ”を添えて。その時に、笑顔でしっかり目を合わせることも忘れずに!

バリエーション豊かに ちょっとした工夫でより伝わる褒め方になりますよ。 ■未来予想褒め 良い行動の先にある未来を伝える工夫を。たとえば「ゴミを拾ってえらいね」の後に「それは世のため人のための力になるよ」と伝える ■三角褒め 「先生があなたのことを〇〇と言って褒めてたよ」など第三者の言葉を伝える ■二度褒め 以前褒めたことを「あの時のあの行動は本当に素晴らしかったね」と念押しして伝える

せっかく褒めても、一日のうちに小言や叱責(しっせき)が上回っていたのではあまり意味がありません。プラスの声掛けが多い毎日を心がけて。

教えてくれた人 教育実践研究科 菊池省三さん 「褒め慣れていない人も、まずは『3S』を口癖にしてみましょう。褒めグセがつけば、自然と『伝わる褒め方』ができるようになりますよ」

出典:リビングふくおか・北九州Web

小学校教師として「ほめ言葉のシャワー」「成長ノート」など、現代の学校現場に合った独自のメソッドでコミュニケーション力あふれる教育を実践。 著書に、「リビング北九州」および「リビング福岡」に2007年4月から2010年3月まで連載された「親子でコミュニケーション術」「学校から学ぶ子育て術」を加筆・修正するとともに、新たな14項目を書き起こして再編集した「コミュニケーション力豊かな子どもを育てる 家庭でできる51のポイント」(中村堂)ほか

大人だって褒められたい! 教えて、職場での“褒めテク”

職場の雰囲気は上司次第! “褒めテク”を身に付けて、明るく楽しい職場にしていきましょう。

「ありがとう」を口癖に 常に部下を思いやり、まずは信頼される上司になること。小さな成長を見逃さず、「おだてる」のではなく心からの敬意と感謝を込めて、努力やプロセスを具体的に褒めましょう。小さな達成感を積み重ねていけるよう、次のステップを用意しておくのも忘れずに。 何よりも「ありがとう」は究極の褒め言葉! ちょっとしたことでも「ありがとう」の一言を添え感謝を伝えて。

アドバイス ほめ達講師・感動経営コンサルタント 中村早岐子さん

出典:リビングふくおか・北九州Web

「まずは自分を認めて褒めること」をモットーに、九州・福岡を中心に全国で講演会などを行う。HPの“ほめる解説動画”も好評(「さきこ ほめる」で検索)

「リビング北九州」2023年4月8日号掲載

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